未知の世界をのぞいてみたくて
著者 キム・ミンジュ
著者が仕事した場所は
北朝鮮の開城工業団地
北朝鮮により団地が爆破される
直前の
現場での交流話しです
面白いとは違う
楽しい話もあり
北朝鮮の人々の描写は
笑える滑稽な物から
やや眉間に皺が寄ってしまう感じもあり
物悲しい気持ちになったりもします
また
人それぞれ
国で人を一括りには出来ず
柔軟な考えの方もいるようです
キャラが立つ人の
お話が沢山ありました
韓国人である著者は
ハートが暖かい
熱血女子
現地で心揺さぶられながら
現場を離れてもなお
北朝鮮の皆んなを思い
賢く機転が効く
若いのに本当に出来る人です
人は自分の生まれ育った環境
いまある、見ている現実
それを普通と考えて
(それしか知らないから、
受けた教育が違うから)
他所をみて違和感を感じ
気の毒がったり
優越感に浸ったり
他国を思っては気持ちが
あれこれと動くものですね
第三国の私が
色々思った一冊です
へー!も沢山あり
どんどん読み進めました
毎週月曜の朝、ソウル市内でバスに乗り込み、軍事境界線を越えて北朝鮮に出勤。平日は北の職員たちと“格闘”し、週末は韓国に戻る。南北経済協力事業で北朝鮮に造成された開城工業団地。二〇代の韓国人女性が開城で経験した特別な一年間と、北の人のありのままの素顔を綴ったノンフィクション
1 開城で感じた春(開城に足を踏み入れた日;北朝鮮歌謡、心に残る人 ほか)
2 開城で体験した夏(賃金戦争とカレイ事件;北の労働者はNG、平壌市民はOK ほか)
3 開城で過ごした秋(統一の花;林秀卿;「ありがとう」と言うのはそんなに大変? ほか)
4 開城で出会った冬(班長さん、みかんが必要なら先に言ってください;職員たちに渡したかったお餅、果物、そしてパン ほか)