今考えられる内容の遺書を書いてみた | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

娘、息子へ

もし私が80歳を過ぎて、
自分でトイレに行けず、
自分で食べられず、
意思を伝えることが出来ず、
食べたいという意欲もなくなっていたら。

どうかそっとしておいてください。
私はいつか必ず死ぬのです。
あなたたちが私に生きていてほしいと思っても、
そう思わなくても、
私は、人からお世話をされることが不快です。

もしも私にもう少し長く生きてほしいと思うのなら、
自分の手で、
私を思う存分、世話してください。
自分の手で私のオムツを替え、
自分の手で私の口まで食事を運んでください。
他人に対価を払って私のお世話を頼まないでください。

きっとそのうち、
「もういいか」と思うことでしょう。
それでいいのです。

あなたたちはあなたたちのするべきことがあるはずです。


私はもう充分に生きました。
意思を表明できなくなってしまったのは残念ですが、
私はとても幸せでした。

私の痛み、苦しみは、
できる限り取り去ってくださいね。
それだけしてくれれば、
とても助かります。

あなたたちが、
自分の人生を精一杯生きてくれることを願います。

お葬式は要りません。
身内だけでお骨にしてくれたらいいです。
骨は○○家のお墓に入れるか、
お墓が無きゃ無いで、
違法にならないようにしてくれたらいいです。

私に会いたいと言ってくださる方が生きているうちに病院に来られたら、
会わせてくださいね。
あなたたちがお見せしたくなかったら、会わなくてもいいけれど。
みなさんにありがとうと伝えてください。
(誰も会いにきてくれなくてもかまわないわよw)

私は形見にするような物は持っていないから、私の持ち物は遠慮なく捨ててください。


とても楽しい人生でした。
思い出をたくさんありがとう。