12時到着で、お義母さまはお昼ご飯中。
看護師さんにあーんしてもらっていました。
あいかわらず食の細いお義母さま。
旦那(お義母さまの嫡子の長男)がお義母さまに食べさせようと、
次々と指令を出します。
なかなかにほのぼのとして笑えますので、
旦那とお義母さまのやりとりをお楽しみください。
「お母さん、このジュースは頑張って飲み。コーヒー味や。」(メイバランス、という豆乳飲料。)
「あんまり飲みたないねんけどなぁ。」
「オレがにゃむにゃむ
(口に含んで噛み砕くこと。ちょっとオエっw
刻み食とお粥ですけどねw)
したろか?」
「いややわ、w きたないw」
「お抹茶と生菓子だったら食べてもええよ。」
「これがお抹茶や。(ほんとうはとろみのついた番茶。)」
(お義母さまストローで飲んで)
「お抹茶ちがうわ、やすもんの、そうや、番茶やわ。」
「長生きはしたないね。もう80やもんね。 」
(お義母さまは一年くらい前から、自分の歳を80歳だと思うようになった。本当は88歳。)
「お母さん違うで。130歳や。」
「ふふふふふw」
「喋ったらノド乾くやろ?ほら、お抹茶やで。」
「番茶やないのw」
「お母さん、食べな、退院できないやろ。」
「ええよ、痩せてスタイルよくなるねんから。」
「そうか、んじゃこの名札(食事のトレイについている○○○子)を、
『山本不二子』に変えといたろ。」
「ふふふふふw」
ワタシも息子も、笑いながら見守った。
旦那のふざけた感じが微笑ましかった。
お義母さまもちゃんと冗談だと理解して笑っている。
お義母さまも旦那も、
このひとときがかけがえのない時間になると思う。
ワタシは帰り道の電車を待っている間に、
息子に、
「オカンがああなったら、あんたがああやって笑わせてな。」
と言っておいた。
お義母さまは冗談が通じる。
笑顔を向けてくれる。
優しい時間が流れることを、とても嬉しく思った
お見舞いでした。
あらぁー、今日は悪い笑いがないねw