別れは突然に、ってほんとにそうなりそうだよ | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

お義母さまのお見舞いに行ってきました。

お義母さま宅に先に行くか、病院に先に行くか、迷っていたけれど、いつも使う路線が人身事故で、回り道をするハメになったので、
まずはお義母さま宅に行って、掃除と片付けと、入院生活に必要そうなものをピックアップしました。

お義母さま宅で、目を通しておいたほうがよさそうな郵便物と、捨ててもいいような紙類を分けた。
重要そうなものは我が家に持って帰った。

また迷ったが、冷蔵庫の野菜は捨てた。
アメチョコキャラメルなど、リビングのビンに入っているものは袋に詰めて、お義母さまの病院に持って行った。
食器棚の引き出しに、封を切っていないそれらのお菓子があったが、
またまた迷ってそのままにした。
お義母さまの入院生活が長引いたとしても、この家に風を入れに来ねばなるまい。

賞味期限が切れた牛乳をコップ一杯飲んで、
(貧乏人のムダな抵抗w)
あとは流した。

トイレ掃除をし、便座カバーは洗って干した。

風呂の残りの水は捨て、さっと掃除して、栓をした。
栓をするのは、排水パイプから何かが(見たことないような虫とかw)上がってきそうでコワイからw

玄関の花瓶の水も捨てた。
南天の葉が、花瓶にたくさん浮いていたが、チラシ類にくるんで捨てた。

以外とバタバタと用事をすませ、
お義母さまが食べていない、冷凍庫に入った宅配弁当をチンして食べ、
戸締りをし、
けっこうな大荷物を持って、(オヤツwとスリッパと肌着類の追加ぶん。)
お義母さまの病院に着いた。
はー、荷物、重っ。

受け付けで聞くと、
お義母さまはまだICUだった。
昨日、入院した際には、
「明日には一般病棟に移る」と聞いたのだが。

ICUは、面会時間は1日3回、30分ずつ。
2時半からの面会で、少し待った。
ICUの入り口で看護師さんに尋ねると、
やはり、
この、
オヤツだの、病院の売店で買った水だの、スリッパだのは、場違いだった。
チクショー、頑張って持ってきたのにっ。
わざわざ買ったのにっ。
w
(遠足じゃねーぞコラ)

お義母さまは、ワタシが思うよりずっと悪いのだ。

お義母さまはうつらうつらしていたが、ワタシが話しかけると、「はよお迎えが来たらええのになぁ」とわらって、
昨日から何も食べてないねんよ、
タバコ吸いたいわ、
などと、意識はハッキリしていた。
よく眠れたと言っていた。
夜間不穏も起こさなかったようだ。

お義母さまに、
明日は○○(息子=お義母さまの孫)がお見舞いに来るからね、
と告げて退室した。

それから医師と話をしたが、
今日明日で一般病棟に移れるような病状ではなく、強心剤を試して、心臓関係のバランスが取れれば、小康状態で過ごせるかもしれない、
いつ心臓が止まってもおかしくない状態、
なのだそうだ。

…。
お別れは、病院にいても、突然にやって来るようだ。
しょっぱいね。
ああ、旦那が、何かと迷うだろう。
仕事を休んで側にいてあげるのか。
それともギリギリまで出勤するのか。

そうじゃなかったからといって、何も変わりはしないのかもしれないが、
大切な人が息を引き取る時に、
そばにいたいと、フツー思うよなぁ。


旦那、いちばんいいと思うことを選んでね。
ワタシは母親が旅立つときに、傍らにいられた。
よく考えたら、
それもとっても厳かでありがたいことなんだろう。