息子も連休で、家におりました。
朝7時過ぎ、お義母さまから不機嫌な声で電話が。
体がシンドイと。
息子がお義母さま宅に行く予定をしていたので、
アタシは、
昼過ぎになるけど、○○(息子の名前)が行くから、と話しました。
お義母さまは私に飛んできてもらいたそうでしたが、アタシも犬で汚れた家を掃除したいんだよな。
お義母さまは、ご自分から、Tクリニック(かかりつけ医院)に電話する、とおっしゃって、アタシとの電話を切りました。
アタシはそれほど本気だとは思いませんでした。
お義母さまは本当にご自分でTクリニックに電話しておりました。
ご自分で、よっぽど悪いと、その時は理解していたようです。
そしてお義母さまをよく知っているベテラン訪問看護師がお義母さま宅を訪れ、ニトロ(心臓の薬)を飲ませ、アタシに電話をくれました。
それが朝10時前かな。
息子はもうお義母さま宅へ出発しておりました。
訪問看護師は、
狭心症の発作を起こしています、T医師(いつも往診してくれるかかりつけ医)に診察してもらいました。
大学病院に紹介状をファックスしています、
ケアマネと連携して、ヘルパーを急遽派遣してもらいましたので、大学病院で受診してもらいますね。
ご家族は急いで大学病院に向かってください。
とのことでした。
アタシはとりあえず自宅の掃除を済ませ、
(けっこうちゃんと掃除したw
お義母さまってオオカミ老人、やばいやばいと言いながら、そう簡単にはイカナイからw)
お義母さま宅に向かっていると、電車の中で、ケアマネ、訪問看護師、ヘルパーさんから、それぞれにメールが。
お義母さま、断固受診拒否!
w
そうだろうともw
お義母さまは病院がキライ。
ご自宅大好き。
ニトロ服用して落ち着いちゃったら、もう受診なんてしないわw
アタシがお義母さま宅に到着すると、
もうケアマネも訪問看護師もヘルパーも帰っていた。
一足先に到着していた息子がイライラしている。
息子は現役○○士だ。
狭心症や心筋梗塞で亡くなっている人を何度も見ているので、
お義母さまが、
落ちついたからといって大学病院で検査を受けずにいることが納得できず、
頑固ババアを説得しようとしてだんだんイライラし、それが伝わるのか、お義母さまもイライラしていた。
お義母さまはいつものお金盗られ妄想(嫁と息子が300万盗んだ)の話もするから、息子はカリカリしている。
まあ本気にすんなって。
息子よ、認知症にはムキになっちゃダメだ。
お義母さまの脈は飛び飛び。
♪タン タタ タン タタ タンタンタン。
アタシも力技で受診させようかと、とりあえずタクシー会社に電話したが、車が出払っていると言う。
息子は業を煮やして、ついに119番に電話した。
救急車が来たが、やはり本人拒否で、脈は無茶苦茶だが、血圧も酸素も正常値だったので、謝って帰ってもらった。
消防士さん、スンマソン。
息子も諦め&お詫びしていました。
アタシはケアマネに相談した。
ケアマネは、何があっても仕方ないです、と言う。
今の段階で何がしかの施設に入れても、不穏になるだけだろう、とも言っていた。
ごもっとも!!
アタシももちろんそうだ。
お義母さまが1人暮らしに戻った時から、
アタシの中では、
覚悟、は、どんどん大きくなった。
厚かましいくらいに。
非情なくらいに。
(てか全く非情w)
訪問看護師とかかりつけ医とも話をした。
かかりつけ医は、
今回大学病院の受診を勧めてはみたが、認知症は抵抗するので、検査もままならず、すぐに自宅に帰されることも多い。
実際何度か私もそういう事例を見てきた。
お義母さんはあのままでいいんじゃないかと思う。
もちろん調子の悪いとき、本人が訴えたときは、精一杯痛みを取り除くことはさせてもらう。
と。
ごもっとも!!
いよっ!Tせんせいっ!
アタシは夕方仕事が終わった旦那に全て報告し、
旦那も納得した。
そして正義感溢れる息子を、医師やケアマネの所見を伝えて、軽く説得した。
だって認知症だもの。
アタシは今お義母さま宅にいる。
今日はいちおうお泊りして、お義母さま宅から会社に行こう。
明日はイベントがあるからさ、もうすぐ辞めるとはいえ、休むのもあんまりだわ。
お義母さまーっ。
自分から電話したくせにーっ。
いつお迎えが来てもよかったんじゃないのかーっ。
(…電話するんじゃないわよ。)
ま、ニトロ服用したら忘れるんだわね。
喉元過ぎれば熱さを忘れる、
ニトロを飲めばお迎え忘れる。
…なんてな。
…みなさま、もう何も言わんといて。