社会性というもの | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

会社に、パートで働く、50代後半の女性がいる。

彼女は娘さんがちょっとした芸能人で、
自分はたぶん料亭の娘で、
(たぶん没落して、はるか昔に、店は畳んだ。)
お父さんを介護していて、
(先日施設入所した。)
旦那さんとは仲が悪く、
(新婚当初に出奔を試みるが失敗したらしい。)
絵を描くし手芸も得意で、
(彼女はドレスのお直しを引き受けている。)
伝統芸能にも造詣が深く、
(玉三郎が醸し出すムードは誰にも真似できないよ、などと言っていた。)
たぶん、
ワタシは教養のあるお嬢様だった、
ということが言いたいのだろうが、

ヒトコトで言うと、

「鼻持ちならぬヒト」

だとアタシは思う。

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だって、
道に流れてくるダシの匂いで、そのお店が美味しいかどうかわかる、
とかさ、

娘のタニマチがGUCCIのサイフを娘にプレゼントしてくれたのはいいけれど、GUCCIのサイフを入れるのにふさわしいバッグを娘にねだられた、
とかさ、

うちの店のドレスを借りたいなんて、たいしたお客さんじゃない、
とかさ、

(お客様がドレスを着た写真を見て)
このドレスにこのアクセサリーを組み合わせるなんてダサい、
とかさ、

なんていうか、
セレブ気取りもいいかげんにしてくれ、
という発言をするのだ。


彼女よ、やればいい。
好きなだけやればいいのだが、
そういう話題が好きな人に聞かせたらいいのだよ。
あなたを尊重する、
あなたの良さを理解してくれる、
あなたのお友達に、
あなたの親しい人に話せば良いのです。

アタシはあなたと一緒に働いているだけの、
ただの知人です。

あなたのハナシを、
うぇっ、
と思いながら聞いているのがわからんかっ。
アタマわるいんかっ。
(でもアタシは顔はニコニコして、ヨイショしながら聞いてしまうw
だって彼女に急にドレスのお直しを頼むこともあるからね。
敵に回したところでトクはない。)



アタシはお客様にももちろんやりますよ。
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先日は、
婚約指輪をティファニーのニューヨーク店から取り寄せた、
というお客様に、
「なんて素敵なデザイン!
大きなダイヤですねー。」
などと、
ハナシを振る。
お客様は嬉しそげに、
いかに苦労してその指輪を取り寄せたか話し出す。

ハイ、
お客様を気分良くさせて、
ウチのドレスを借りていただくためです。


誰かに信頼してもらう、
気に入ってもらう、
それは、
こころおきなく自慢させてあげる、
それが大事です。


ケッ、
とか、
チッ、
とか、
それがどーした?
とか、
口にしてはいけませんw


ヒトはみな、
自慢したいもの。

アタシもブログでやってるし。
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ああ薄っぺらい人間関係。
でもそれが平和なんでしょうねぇ。

汚い。
アタシは汚い人間です。
汚れきってますわよ。
悪いかオラぁっ。

社会性=思ったことを誰かれ構わず口にしないこと
なんだわね。



もの言えば唇寒し。
ブログ書けばココロ痛し。
ジマンすれば友無くし。
ジマンさせれば気に入られし。
言いたい放題今日もやめられじ。