失語それは脳の障害のひとつ | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

お義母さま宅へ行ってきました。

お義母さまはお変わりありません、と言いたいところですが、
ちょっとお変わりありました。

失語、です。

今までも、
何度か、
お義母さまは話しずらそうにしたことがあります。

いつの間にか、 
またベラベラ喋るババアに戻るんだけどね。
今まではね。



お義母さまは口調が幼児のような感じになり、
単語がスッと音として出せなくなり、
咳払いのような、
「ううん」「ああん」「えへん」と言いながら、
言葉を発しようとします。
お義母さまは、
すぐに言葉が出てこないと、
ちょっと困った顔をしてから、
ニコっと笑います。

たぶん、
お義母さまなりに、
「怒っているんじゃないよ
恥ずかしいのよ
もどかしいのよ
でも聞いてくれてありがとうね」
を、
〈ニコっ〉
であらわしたいんだと思う。



またベラベラ喋るババアに戻ってくれますように。
(しゃべりゃあ喋るで、
たまに腹立つことも言うんだけども。
w)

アタシのキャラ的に、
サバサバとした書き方をしてしまいますが、


切ないですよ。
悲しいですわ。

お義母さまが、
この人が、
おかしなカンチガイを交えた、
楽しい話を、
もう2度とアタシに聞かせてくれなくなったら、
それはそれで、 
かなりさみしいです。


あんまり見ていなかったけど、
スジがよくわからないけど、
トヨエツと常盤貴子のドラマ、
「愛していると言ってくれ」
ってこんな感じの話?


全然違うか。
w

じゃあさ、じゃあさ、
さむらこうち、
とかは?

え?
それも全く違う?
(聴覚障害と言語障害と手話と筆談と失語と結構な騙し美談と、
アタシの中では、
なんでもかんでもいっしょくただ。)




…ぎゃー、
アタシまた、ものすごく悪いこと言ってると思う。


お義母さまは、亡くなる数時間前まで、
しゃべっていてほしいな、と思っただけです。

認知症の失語について知りたい方は、
こんなふざけたブログではなく、
医学書やしかるべき本を読むか、医師に尋ねてくださいね。