息子とニュースを見ながらハナシをしていて、
だんだんとハナシがデカくなり、
人類の未来にまで、広がってしまった。
「やがて地球規模で物事を捉えるようになるねん。」
「ハタチになったら、好きな国民になれるとかどうよ?
日本に生まれていても、フランスに税金納めて、フランスの政治、治安にのっとって暮らせるとかな。
できなくないやろ、こんだけITや人口知能が発達してんねんから。」
「そうやな、人類は、だんだんと個の違いがなくなるねん。
アラブ人もイヌイットも、みーんなまぜまぜにすんねん。
地球人は、みんな同じ顔で、同じ身長で、
特性とかなくなるねん。
100メートルを走ったら、みんな10秒くらいになるねん。
他人と比べて優れたとこもないし、劣ったとこもなくなるねん、
いずれは。」
「職業はもちまわりな。
特性がないから、誰が何をしても、生産性は変わらないし、進歩はないねん。」
「怒りや嫉妬は、あんまりないねん。
比べる必要がないからな。
ブサイクも美人もいないし、デブも痩せもいないねん。」
「髪の毛はな、
黒髪ストレートも、チリチリも、金髪も、ブロンドも、みんな一本一本違うけど、全部まぜこぜに頭に生えてるねん。」
「我が子とかなくなるねん。
遺伝子もまぜまぜ、フリーセックスな。
とりたてて愛情もないかわり、とりたてて冷たくもないねん。
児童虐待とかなくなるで。
もちまわりやね、3年くらいで交替で父親母親をすんねん。」
「人類はだいたいみんな75くらいで死ぬねん。
それぞれの寿命は、そんなに大きくかわらへんからな。」
「オリンピックとかなくなるで。
ドラマとかもな。
見てもおもんないから。
みんな同じやから。
みんな同じ特性で、みんな淡々と生まれて、淡々と死んでいくねん。
人と比べる必要ないからな、
争いのない、平和な世界やでw」
「人間の感情が、すごく希薄になるねん、ずっと未来には。」
「こわっ。こわこわっ。
このババア(アタシのことよw)こわっ。」
↑
息子の発言。
とまあ、
こんな妄想バナシをしました。
比べない、比べる必要がない、
違いがない、
ということは、
なんて平和なんだ。
そんな世界は、シアワセかどうかわからないが。
アタシ、SF作家になるっ。
ウソです。
たまに、
どうしようもない妄想をしている、
アタシでおます。
変わった人だって?
違います、
ヒマな人です。