当時のイヨちゃんには、この虚しさはわかるまい | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

7年ぶりに飛行機に乗ります。
今から田舎へ行ってまいります。


母の退院後の看病?家事手伝い?をするために、何度も田舎へ行ったなぁ。

伊丹空港を飛び立つと、下に広がる、たくさんの家々。
この全ての家々に、それぞれの喜びや悲しみがあるんだと、毎回思った。

当時は「翼の王国」という小冊子が機内に置かれていて、(今もあるかな。)
浅田次郎の連載が載っていた。
いつぞやは、
「水戸の肛門科」ってホントにあるのか、浅田氏は知りたくて仕方なくなり、
わざわざ157に電話をしたハナシだったな。
笑ったっけw



晩秋の、墨絵のような、雪を頂いた山々、
夜の便の、名古屋のあたりの燦めく夜景、
緑のグラデーションが、やがてはっきりと木々になり、葉の重なりあう様子までが見えてきて、ドン、と、機体が滑走路に触れた振動が伝わってきて、
あ、着いたんだな、と思う。

みんな思い出せる気がする。


帰りの飛行機では、よく泣いたな。
いずれ母と2度と会えなくなることが、とても悲しかった。



草ぼうぼうの、荒れ果てた実家を見てくるか。

そしてゴソゴソと兄の実印と印鑑登録証も探すw
うまく見つかるといいけど。



今日のBGMは、
イヨ ちゃん。

♪シオエはもうー
50だぁからーーっ

♪実家はなくなるよー
いつかはーなくなるよー
♪センチメンタルジャァーニー

…ちょっとポップすぎますな。
あの頃のイヨちゃんは無邪気すぎる。



帰省中、
ブログのUPはどうなるかわかりませんので、
毎朝お楽しみにしてくださる方(いない?w)
は、
ご了承くださいませ。