母の願い | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

明日、というか今から、
息子はとある場所の消防の、
グループディスカッションと面接、を受けに行く。


アタシは息子に頼まれて、面接官役をやりました。
ロールプレイング。

「あなたはなぜ消防官になりたいのですか。」
「いろんな方にお世話になってきました。
その恩を消防官の働きで返していけたらと思ったからです。」
(母、つまりアタシが思うに、これはたぶん、彼の本心からだと思う。)



面接官は人を見るプロだろうよ。
息子の人柄は、飾ったところでバレるだろう。
息子は、純朴で、愚直なヤツなんだ。
(優秀、とは言いがたい。
Jソウルブラザーズ、とも言いがたい。
そこは、許しておくれでないかい、
社会のみなさま。)


彼みたいな子を、
「育ててやろうじゃないか」
と思ってくださる、
アツくて心優しい消防官の方、
どうかヤツを男にしてやってくだしぇえー。


口調はちょっとふざけるが、
今日のアタシに笑いはないぞ。

息子はアタシよりずっと、心根のキレイな子なんだけどな。
誰か、
とゆーか面接官の方、
わかってやってちょーだいな。

 ほら、
自分の助力で、
醜いアヒルの子が白鳥になったら、
感慨ひとしおでしょおー?


え?
まず白鳥にしてから世の中に出せって?


…ぐあぁぁ。