アタシが帰宅すると、
息子が部活の壮行会の手紙が届いていない、と言う。
息子の生来?のメンヘラが顔を出して、
「俺は嫌われてるから、手紙が届かないんや。
もう行かんとく。」
などと言う。
誰かが故意に手紙を出さないのか、何かの間違いか、
自宅に届いているのに紛失したのか。
とにかく他の人には届いているんだってさ。
息子は拗ねている。
アタシは事実を確認するように促した。
アタシと息子のやりとりを聞いていた旦那が、寝室から起き出してきた。
明らかに怒っている。
旦那は息子に、
「お前のことを嫌いであろうがなんであろうが、部活が壮行会の手紙を、お前にだけ出さないって、あるかい。」←関西弁ね。↗︎、右肩上がりの、このような発音よ。
と吐き捨てるように言って、アタシ達の前を横切り、トイレに入った。
旦那は息子の不甲斐ない、しょーもない拗ね、が気にくわなかったのだろう。
アタシだって、このような息子の発言、態度は、
アホかっ、とは思うのだが、
怒りの感情、
で関わることではないと思うんだな。
なぜ届いていないか、部活の誰かに聞いたらいいだけで、
もしも、
そんなことはまずないと思うが、
誰かの故意だったとしても、
傷つくけど、傷つかないフリをするしかないではないか。
息子の被害妄想は情けないが、
旦那、そこ、怒りで一蹴するのも、どうかとアタシは思うよ。
息子は困った顔をして、トイレに入っている旦那に、ドア越しに謝っていた。
うーん、なんか違うぞ。
と、アタシは思ったよ。
息子、あんた、自分の何がおかしかったか、わかって謝ってる?
それ、父親に謝るようなことか?
息子は、自分はそう感じて悔しかった、さみしかった、と説明すればいい。
旦那は、
武力、
不機嫌になる、
という、
むりやりな力で、
息子をねじ伏せた、
と、
アタシは思ったよ。
子供を、自分の価値観にぴったり収まるようにする、
旦那、あなたのそのやり方、
あんまり良くないと、アタシは思うよー。
そして息子よ、旦那(父親)のご機嫌を取るなよ。
とりあえず謝っておこう、は、自分をもっと情けなくするんだぞ。
がんばって口で説明しろよ。
大人だからね。
そのくらいの知恵、そろそろ身につけたんじゃないの?
ま、家族なんて、いつも笑ってはいられませんけどね。
そして男なんてたいていバカだから、頭の中のことを、口で上手に表現できないのだ。
いつか旦那と息子に、反省会を行うぞ。
ま、治んないだろうけどw
次の日、部活の壮行会の手紙は、ちゃんと我が家に配達されました。
息子よ、かっこわるぅ~w
人より配達が遅くなっただけやん。
あんまり深く考えず、サラっと流していいことだったんじゃないの?
旦那も息子も。
拗ねるほうも拗ねるほうだし、
怒るほうも怒るほうだわ。
テマヒマかけない旦那の性格、
メンヘラ気質がある息子、
傍観者のアタシ、
なんとかバランスを取りながら、家族をやっています。
♪ちっちゃいこと~は気にするな
それワカチコワカチコ~
あいかわらずネタが古くて申し訳ないんですがw
コヤツらには、鈍感力を鍛えていただきたい。
あたしゃ無駄に拗ねるのも、無駄に怒るのもイヤだね。