認知症を振り返る④ | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

お義母さまが1人暮らしになって、5年くらいたった頃だろうか。
お義母さまは80手前だったと思う。

旦那(息子)は毎日電話をし、月1お義母さま宅へ行っていた。
アタシは盆と正月しか顔を出さなかった。

あるとき、お義母さまから旦那に連絡があった。
何がどうしてそうなったのかわからないが、首が腫れているのだと。
旦那は気になり、仕事を休んでお義母さまを病院に連れて行った。
このブログに出てくる、お義母さまのかかりつけ医の、T医院だ。
先生はすぐさま紹介状を書き、亡きお義父さんが入院していた大学病院に行くように指示した。

ばい菌がもう少しで心臓に達する手前で、
危なかったそうだ。
お義母さまは丸1日くらい入院した。
たぶん抗生剤がよく効いたのだろう。
さっさと退院した。

お義母さまはこの時の記憶があり、T医院に行くと、すぐに入院になってしまう、
と心配している。

んなこたぁ、ありません。
どの病院も、入院患者でいっぱいですよ、お義母さま。
なんでもないことで、入院はさせてくれません。

この時にお迎えが来ていたら良かったのかもしれない、と、嫁は密かに思っています。