一番になりたがるヒト | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

スーツ屋で働いているアタシ。
先輩である、嫌いな彼女が辞めていく。
まだ辞める日にちが、ハッキリと決まってはいないのだけれど。


彼女と帰りぎわに、立ち話をした。



彼女は社会保険つきのパートで、働く時間も長いし、この店で、重要な役割を担ってきた。
会社のために、貢献した部分もあるだろう。

(でもアタシは、
彼女ががんばったのは、好きな男に認められたくて、彼のために尽くしてがんばっただけ、と思っているけど。

彼女は、たぶん、年下の社員と出来ていた。
この社員に気にいられたくて、仕事もがんばったんだと思う。
この社員は一年前に転勤になり、今はこの店にはいない。
彼女ががんばったのは、会社のためなんかじゃない、とアタシは思っている。)


彼女が辞めるとなって、
入社2年目のMちゃんが、仕事をたくさん引き受けることになった。
Mちゃんはがんばっている。

店長が、彼女に、
〔Mちゃんを助けてあげて、
辞める前に、Mちゃんにいろいろ教えてあげてほしい〕、と頼んだらしい。
彼女は、
ハイと店長には答えたが、内心おもしろくない、と、
立ち話でアタシに言った。


…そーでしょうとも。
アナタ(彼女のことね)は、とても嫉妬深い人。
若くて素直なMちゃんが、店長に可愛がられるのは、おもしろくないんですよね。


ねぇ彼女、アナタ素直っちゃー素直だと思う。

そりゃ学校時代に、クラスで一番かわいい女の子が、先生に特別目をかけられたら、
他の女子はブーブー言うよね。

でもさー、それって嫉妬、妬み、やっかみだってー。
それを隠しておくのが、大人の女ってもんじゃないのぉ?
同じ土俵に立って、張り合うのはやめなよー。
みっともないよ。
はしたないよ。
人間は汚い部分を持っているけれど、それをどうだ!と見せるのも、時と場所を考えたほうがいいよ。

Mちゃんは社員だし、アナタはパートでしょ。
Mちゃんは若いけど、アタシらはババアだよ?w
それに今まで、任されること、責任を負うことが大変で、イヤだと、アタシに愚痴ってたよね?
主役になったら、セリフが長くて大変だ、と愚痴り、脇役になったらこんな役はイヤだと言う。
んもお。

それに辞めるんでしょー?
辞めていくところがどうなろうと、知ったこっちゃない、
でいいんじゃないのぉー?

と、アタシは本音はそう思うのでした。
彼女にズバリと言えないけどさ。


今日のテーマソングは、
SMAP
【世界にひとつだけの花】

彼女に、毎日朝晩聴いて、と、CD手渡そうかしらね?



彼女が去ったあと、アタシは、自分の美意識で、一歩下がって、一緒に働く人の良さを認めながら、穏やかなババアでありたい。
大人の女性、大人の社会人でありたいよ。



アタシが彼女がいなくなったのをいいことに、調子にのっておんなじことをするようになったら、

(今でも本質は同じだとは思うけど、アタシは一緒に働く人には、よけいなことは言わない。)


神様、
どうかアタシを叱ってください。