不愉快な気分だけ忘れてね | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

明日、とゆーか、今日、お義母さま宅へ行ってきます。

ほったらかしたいと思わなくはないがw
ちょっと間が空くと、お義母さまは退屈するんだろう、
お義母さまみずから我が家にお電話をかけてきて、
なんだか不穏な話をするんだな。


先日はアタシの出勤前に、時計の電池が全部切れて、時間が全くわからない、とおっしゃった。
テレビつける、って考えもないし、
もしかしたら、時計の針が読めないのかもしれない。
お義母さまは、自分自身を不安がっていました。
こんなにボケてしまうなんて、と。

アタシは、アタシがお宅に行ったら直してあげる、ヘルパーさんも来るから、時間がわからなくても、2、3日は大丈夫だよ、とお伝えしました。


あと、
ご近所の人が私を避ける、
最近誰とも立ち話していない、
(最近じゃないぞ、何年も前からアナタはたぶんクソババア。お友達はいません。)

リフォーム屋が家に電話してきて、もう奥さんの頼みごとは聞けません、息子さんにもほったらかされているような一人暮らしの老人は相手にしません、
と冷たくされた。
(認知症のアナタのお話をゆっくり聞いてくれる人は、介護関係者しかいませんよ、きっと。)

もしかして、一人暮らしの老人だから、なめられているのかしらん?
(一人暮らしのせいではなく、認知症のせいです。)

と、おっしゃっていた。

アタシは()のなかの本音は言わないw
言ってもムダで、不愉快な気分を増殖させるだけだもんねw
(認知症を相手にしたことがある人には、わかりきったこと。)

「そうなんー。何それー。いやぁね。
お義母さん、悔しいやろー?
ごめんねぇー、さみしい思いしたねぇー。

神戸に来るー?(←口先だけw)」


あいかわらずの、お気持ちわかります、作戦w


仕事中の旦那に、お義母さまに電話しておいて、とメールして、アタシは出勤した。

アタシの夕方5時半すぎの休憩で携帯を見ると、旦那から、大丈夫、との連絡があったから、アタシから旦那に電話した。

お義母さまはお昼の不愉快さは忘れてしまい、旦那が連絡したときには、とってもご機嫌さんだったみたい。
やれやれ、良かった良かったw


ハラハラするわぁ。
ご機嫌斜めになっている時、タイミング良くお相手して、なだめておかないとな。
大噴火を起こす前に。


さてさて、今日もご機嫌取りに行ってきますか。
お義母さま、どうか不愉快な気分は忘れてくれよ。


認知症は出来事は忘れるのに、感情だけ覚えている、やっかいな病気だ。