それ言うぅー? | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

嫁(つまりアタシ)は、スーツ屋でパートをしている。
くだんの彼女と仕事をしていると、アタシの心のセンサーが、非常に敏感に反応してしまう。

昨日は閉店間際に、彼女がお客様に3本スラックスを売った。
優柔不断なお客様で、彼女が接客に付く前に、かなり長い時間、店内をウロウロしていた。
彼女はスムーズにお店を閉めれるよう、閉店時間の8時ギリギリで、そのお客様に上手に販売したのだ。
お客様を見送ったあと、彼女は、
「もう閉店間際だから、アタシがスラックス決めたわ。それでいいですやん、て。
これがMちゃんだったら、あと1時間かかるかなw」
と笑顔で発言した。

Mちゃんは2年目の女性社員である。
優しい、いい子だと思う。
Mちゃんの接客は、確かに長い。
販売員として、ここぞという時に、迷っているお客様に、さっと決めてあげることも大事なんだろう。
Mちゃんに至らない部分があるのも事実だろう。

けれど、
彼女の発言を聞いた時のアタシの気持ちは…

【オマエが言うな。
また自慢と、人をけなしたな。】

である。

はは、と、乾いた笑いで済ますけれど。


彼女は有能で、優秀であるけれど、
あなた、Mちゃんの成長とか、お店の売り上げとか、責任を持つ立場にはいないやないの。
イッカイのパートやん。

…えらそーっっっ!
…きらぁい…。

そして、アタシは、この彼女の発言を、Mちゃんに黙っておかねばならぬ。
うぬぬぬ、苦しい…。
アタシが節操を捨ててもいいのなら、Mちゃんに言うのにぃー。
(アタシは〈知らぬが仏〉って言葉が好きだ。
アタシは、アタシが悪口を言われたことを知りたくない。
だからMちゃんにも言わない。
わざわざMちゃんを不愉快にさせたくない。)


彼女と共に過ごすと、こんな出来事が、1日に一回は起こる。


彼女に対するアタシの、キタロウの髪の毛みたいなセンサー、
ああ、いらないなぁ。
無駄な、反発感知装置だ。



相手をどやこやすることなんてできない。きっと。
それよりアタシのこの感性を無くしてしまうか、
彼女に、
「あんたまた意地悪なこと言ってるねぇーw」と、突っ込められれば良いのか?


うおおぉぉー、
悪霊退散っ!

反発を感じるのは、アタシが彼女と一緒だからだ。
同じ性質を持っているのに、彼女は天真爛漫に口に出し、
アタシは良い人と思われたくて、黙っているだけだもの。


ありのままを受け入れる、自分にも人にも優しく、って、
これ以外と葛藤w



ばーか
ぶーす
ぼーけ
ブツブツ言ってしまうw

全て良し。
アタシがそんな気持ちになるのはいつだろう?
一生来ない気もするなぁーw


あああ、Mちゃんに告げ口したいwww
彼女=あのババア、イヤなヤツでっせw
でもガマンする。
アタシがいい人でありたいために。

インスタントジョンソン、だっけ?
そんなネタ、テレビで見たな。
使わしてもらいたいわ。


「それ言うぅー?」