我が家は、お金の問題はとりあえずクリアした。
お義母さまにかかる費用は、お義母さま自身の預貯金でなんとでもなるだろう。
息子が大学を出て、きちんと就職してくれたら、我が家は今の収入で充分暮らしていける。
心配なのは、お義母さまの一人暮らしだ。
嫁(アタシ)はふと思いつき、出勤前のゆとり時間に、ケアマネに電話した。
10分ほどお話させていただいた。
お義母さまは、ケアマネの提案を、ことごとく断っている。
デイサービス
ヘルパーさん利用のお掃除
ヘルパーさんとのお散歩
自宅に来てくれる運動面のケア
緊急通報システムの設置
…お義母さまはまだ自分には必要ない、って思ってらっしゃる。
ヘルパーさんが買い物してくれることは、感謝しているようだ。
買い物の手間をありがたいと思っているわけではないようだ。
どうも、タダで食料品を買ってきてくれる、と思っているみたいだ。
ワハハ。
日本は、いえ、世界中のほとんどの国は、そこまで福祉がゆきわたってはいませんよw
ケアマネの利用者さんの一人が、火事を出してしまったそうだ。
…うーん、不安。
ご近所さんにご迷惑だ…。
今までは、お金、先立つものがなければなんともならぬ、で開き直ってやってきたのだが、
これからはそうではない。
本腰入れてかからなくちゃ。
我が家は監督不行き届きなのだ。
すみません…。
かと言って、すぐにお義母さまをどこかに預けて、ああ安心、とは行かない。
本人が、自分を、まだまだ大丈夫と思っているんだもの。
もっと体の具合が悪くなるか、なすがままになるくらいに、脳がダメになるか。
それまでなんらかの施設は現実的ではない気がする。
世の中に迷惑をかけまいと、家族でがんばってきた、介護をする人は、本当に立派だなあ。
デイサービスに素直に行く認知症の人も、かわいい人だよねぇ。
お義母さまは、きっと人の言うことを聞かない。
共同生活、できるんだろうか?
アタシのお義母さま宅通いを増やす。
ヘルパーさんにもっと入ってもらう。
今考えられるのは、そのくらいだ。
なーんかいい知恵ないかなあ。
本人のシアワセを考えてあげたいけども、
一番
社会のできるだけ迷惑にならないようにする
二番
介護者が死にたくならない
三番
本人が満足
だわ、アタシは。
どこかで割り切らないと、物事を進めていけない。
誰もが100%満足なんて、なかなかない。
最善の道はどこだ?
最小不幸社会、何年か前に聞いた言葉だけど、
アタシはそれを探していく。
あのババア、手間かけやがってw
あんたがこちらの善意を素直に受け入れれば、みんなが楽になるんだっちゅーの。
知的能力はいらない。
もしかしたらお金もいらないかもしれない。
素直さだけが、トシとってからの財産だよ。
お義母さま、わかってらっしゃいますか?
言ってわかる人は、認知症ではないんだよなーw