リゴンドウさん、ひっそりと大仕事を果たす | 塩

リゴンドウさん、ひっそりと大仕事を果たす

リング内外で現代の塩ボクシングPFPの名をほしいままにするギジェルモ・リゴンドウさん。ファンに試合日すら忘れられていたが、ジェイムズ・ディクエンスという馬の骨を相手に試合を行った。

いつもの通りお見合いで始まった試合は急展開を迎える。2回、左を顎に直撃させてしまうという手痛いミスがあったのだ。リゴンドウさんは慌てず騒がず、その後はしっかり追撃の手を緩めて2回を終えたかに見えた。

ところがディクエンスがまさかのギブアップ。
痛恨の序盤TKOを演出してしまう。

事実を言えば「左でアゴを破壊して一発でKOした」となるが、そこはレジェンド。お見合いの中でなんとなく左をヒットしただけ。相手は一見は大丈夫そうなのに2ラウンドで終了TKO。「なんじゃそりゃ!?」という解釈しか出てこない、不条理満載の仕事をやってのけた。

誰一人納得できないであろう完全決着。想像を絶する塩分濃度を醸し出し、その拳理の深淵を改めて世界に知らしめたリゴンドウさんはこれで17勝11KO。

こんな試合を見ている全世界の酔狂なボクシング・ファンが眉間に皺を寄せたであろうこの一戦、今後のさらなる試合枯れは避けられず、次の試合がまた忘れられるのは言うまでもないだろう。