都市生活と環境
都市というのは一般的に一定の範囲内に人口・企業が密集している地域のことをいう。
都市化することで生活の利便性は格段に向上し、一見好ましいことのように思えるが、一方で、人口の集積による自然環境の破壊、企業の集積による自然・社会環境の破壊、公共サービス不足による生活環境の悪化など様々な問題が指摘されている。
都市化の基本は集住と集積、商品消費と流通・交通の発達、共同設備と共同管理である。
つまり都市化が発達することにより生活していく上で共同利用しなければいけない分野が多くなるというのが当然であり、生活が便利になる一方で、各個人が受けられる恩恵が小さくなるという矛盾がある。都市化にはメリットとデメリットがあることをしっかりと認識することが重要である。
また、安易に乱雑に都市開発するようなこともあってはならないだろう。地方自治体は都市開発には介入しにくいということもあり、水道などの地域の公共サービスの整備などが追いつかず、地域の混乱が起きると予想されるからである。地域の負担を増加させないためにも事前にしっかりと分析をして、計画的な開発を行うべきである。
そして都市化していく上でなによりも注視すべきなのが公害であろう。多くの住民が住んでいる以上公害を引き起こしてまで開発をしてはならない。行政にはその監視をする義務があるといえる。また、住民に対して説明会などを設けて地域の意見を計画に取り入れることも必要である。
長期的な展望をしっかりと持ち、環境面に対して配慮しつつ都市化を推進し、かつ、各地域の魅力ある歴史や文化を調和させていくことが今後の都市生活をしていく人間に求められていることでないだろうか。