今回のテーマは

「外国語教育」

について考えてみたいと思います。


平成23年度から「外国語活動」が小学校5・6年生の必修科目となり週に一回英語に親しみ慣れることを目的として初歩的な会話やヒアリングに重点を置いた英語を学んでいます。


政府の教育再生実行会議は、国際的に活躍できる人材育成のため、小学校で英語を必修科目とするよう検討を始めています。


他のアジアの国では小学校低学年のときから英語を教えていて、早期に学習を始めた方が身に付きやすいという主張もあります。他方で、日本語の習得を優先すべきだという意見もあります。


このような様々な意見がある中ではたしてどうすべきなのでしょうか?


世界共通語である英語を覚えることは世界中の人とコミュニケーションがとれるようになりその人の行動範囲が拡大することになる為、話せないよりは話せる方が勿論いいかと思います。


のみ込みが早い子供のうちに慣れさせることで高学年になったときの勉強に費やす時間やお金の負担も減らせると思います。なにより人種の異なる人間に対する理解を深めることもできると思います。


しかしです。


私の意見としては小学生のうちから英語を「必修科目」として正式に取り入れることには「反対」です。

あくまで小学生のうちは必修にする必要はないという意味です。


なぜなら先ほどあげたメリット以上にデメリットがあると思われるからです。

私が考えたデメリットとして


1:他の教科の勉強の負担が重くなる

2:論理的思考力、分析力は年齢とともに高まるため、のみ込みの早さというメリットは相殺されてしまう

3:教師の確保が困難

4:欧米化を進めることで日本の歴史・文化・言語・伝統教育についておろそかになる可能性

5:中国の台頭で今後も共通語として通用するかわからない

6:愛国心が芽生えなくなる可能性


などがあげられると思います。



詳しく説明をしていくと、


1:現在ゆとり教育の見直し等により、総合的な学習の時間を減らし、今までのようないわゆる「詰め込み教育」に戻そうという流れになっているように思われます。そんな中でさらに必修科目を増やそうとしたら子供たちの負担は大きくなるばかりです。


2:小学生は集中力に乏しく、まして、日本語と英語は文法のつくりがまったく異なる言語であるためカナダなどで二言語の相乗効果があったとされる「バイリンガル教育」のような効果は出にくいのではないでしょうか。このような対称的な言語を学習するときにはまずどちらかの言語を重点的に学習し、ある程度単語や文法を理解してからもう一方の言語の習得を始めたほうが効率が良いと思います。


3:今から教師を確保するとなると予算をつくり、教師を養成し、実務を経験してもらうなど、早くても数年後になってしまうでしょう。それよりは今の体制のまま英語教育方針の変更などで対応すべきです。

(文法知識・読解力重視から実践的能力重視へ)


4:日本の歴史は2600年と続く世界に類がないほど長く続く歴史がある国です。そんな長い歴史を教えるのには今の学習時間でも全然足りていません。今後も日本で暮らす人がほとんどであるのに、外国にばかり目を向けて日本のことについては何も知らない。外国に行ったとしても日本について何も主張できない。そんなことになったら本末転倒ではないでしょうか。


5:現在中国の台頭も目立ってきている、人口比率で言えば中国語を話す人が一番多い。それなら中国語も覚えたほうが良いのではないでしょうか?


6:欧米文化に過剰にあこがれることにより、日本に対する愛国心が芽生えず、自分の国を愛せない国民になってしまう、そんな不安があります。日本に生まれたからには日本を愛し、日本人として一人一人が歴史・伝統を次世代に繋いでいく、そんな日本人を育てることが私たちの使命なのではないでしょうか?


長くなってしまいましたが、要するに

将来国内で働く人も、海外で働く人も、たとえどんな場所で生活しても

日本人であることを忘れてはならない。そのためには日本人としての教育を決して怠ってはならない。

そういうことだと思います。


今日は以上で終了とします。

ありがとうございました。