今回は 「国際化」

について考えてみたいと思います。



以前の「外国語教育」という記事で、小学生から英語を必修科目とするよう政府が検討していることに対して、早期に外国の歴史・文化に対する理解が深まるなどのメリットもあるけれども、それ以上に日本人としての教育が不十分になってしまうなどのデメリットが数多くあるため、必修化はすべきでないという結論に至りました。


しかし、現時点の状況では、この流れを止めることできないと思います。

その理由は「国際化することは良い事である」

という流れが日本だけでなく世界中で起きているからです。


欧州を見てみるとEUという国家の枠組みを超えた欧州連合が成立しています。

これは経済通貨統合、共通外交・安全保障政策、警察・刑事司法協力等の幅広い分野での協力を進めている政治・経済統合体です。


またアジア太平洋地域では環太平洋パートナーシップ(TPP)という協定が結ばれ、高い自由化を目標とし,非関税分野や新しい貿易課題を含む包括的な協定として交渉が行われています。



多くの国々がこのような協定を結ぶことで世界がまるでひとつの国家のようになっていきます。一見良いことに思われますが、ここには大きな落とし穴があるのです。世界がひとつになるということは必ずしも良い事だけではないのです。


たとえば、ある地域で甚大なる経済的リスクが起きたとして、そのリスクはある地域内で留めることはできず、たちまちに世界中に広がってしまいます。リーマンショックや欧州危機がまさにその典型です。


さらにこの流れでいくと、通貨が世界統一通貨とされ、人材の移動も活発になり国家という枠組みがなくなり、文化や言語も統一されていくでしょう。様々な分野で国際化が進むことでいわゆる「地球市民」という枠組みのみが存在する世界になってしまうのではないかと私自身、本当に不安に感じています。


しかし、ほとんどの人はこのことについて真剣に考えることなく

「国際化することは世界と繋がることができる。素晴らしいことだ」

とただなんとなくそう考え、思考停止状態に陥ってしまっているように思われます。


現在EUは多くの国で破綻の危機に陥っており、明らかに失政だったといえるでしょう。

TPPもこの結果同様、失敗に終わるのは目に見えています。


私たち人類はある一定数の枠組みの中でしか平和と安全を保つことはできないのです。

したがって、民族や宗教などの違いによって形成された「国家」という枠組みが存在しているのです。

それぞれの国に歴史があり、文化があり、言語がある。

そして他のどの国もそれを侵すことはできない。


世界中の人類が母国を愛し、他国を敬う。

そして世界各国が決して他国を侵害することなく、自国の安全を守り続けていく。


平和を保つためにはこれがベストであると思います。

そしてこの主張をすることができるのは誇りある日本国だけではないでしょうか。

是非とも日本の隣国である国々にもこの考え方を教えて差し上げましょう。


本日は以上です。

ありがとうございました。