災害対策
近年日本国内において地震、津波、台風、洪水、噴火など様々な災害が予想されている。災害というのは想定を超える被害を基本条件としている。そのため災害対策とは想定を超えた災害を前提において考える必要がある。
日本でも2011年3月11日に東日本大震災が発生し、津波、原発、帰宅難民などの想定を超えた被害を被った経験がある。そのような貴重な経験を無駄にするようなことはあってはならない。
東日本大震災ではチリ地震の津波さえ防いだ世界一の防波堤があっという間に崩壊した。これはつまり、どこかに過信があったと言わざるを得ない。想定を超えた災害とは起こりうるものだという認識を国民全体で今一度再確認する必要があるだろう。
災害対策というと防波堤や耐震強度などのハード面ばかり注目されるが防災教育や災害時ネットワークなどのソフト面の強化も非常時重要であると言えるだろう。
防災教育の中では防災に対する意識の向上を促すことも大事だが、それよりも災害時のことを具体的に想定し、シュミレーションを通じて災害時に自主的に適切な判断ができるよう指導していくことが重要である。
災害対策はまちづくりの条件と同じである。行政が主導して押し付けても効果はほとんどないだろう。行政の役目として、それよりも地域の住民が積極的に参加できる環境を整え、地域共同体を補完する立場に徹した方がより現実的な対応策となるだろう。