運足による足捌き | 真人道のブログ

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自己啓発や健康づくりによって、全てを極めた「真人」へと、
鍛錬・練磨する「道」を追及するブログです。

 

「運足」とは、「足」の「運び」を言うもので、
 
主に武術の「足運び」の事を言います。
 

実はこの「運足」、実戦による「武闘」においては、
 
絶対になくてはならないものなのです。
 

日本武道の古武術の方々が、
 
なぜ「袴」(はかま)を書いているのかというと、
 
自分の流派の「運足」(膝の動きから足運び)を隠し、
 
人に盗まれないためなのですね。(^^;
 

それほど、武術・武道の「運足」は重要なもので、
 
「基本」にして、「奥義」「秘伝」ともいえる物なので、
 
繰り返し何度も反復練習して、身につける必要があります。
 
 
基本においては、繰り返し独自で稽古しますが、
 
相手がいる場合は、向かい合って稽古します。
 

この「運足」は、相手との「間合い」を、
 
自分の有利な距離に調節し、
 
相手の攻撃を「避け」、「捌き」、「受ける」ために、
 
最適な状態を作り上げるのに、必須の技術なのです。
 

西洋武術では、「ステップ」や「フットワーク」とも呼ばれ、
 
相手との距離を調節する、独特の技術がありますが、
 
ここでは、日本武道の運足を書いてみたいと思います。
 

では、「運足」にはどのようなものがあるのでしょうか?
 

ここでは、ごく一般的なものを、
 
実戦で使える基本的なものを、ご紹介したいと思います。
 

1、踏み込み(送り足)
 
  構えの体勢から、一歩、相手に向かって踏み込みます。
 
  
  後ろ足は、防御を考えた場合は残していて、
 
  渾身の一撃を加えた場合は、全体重を一撃に乗せるために、
 
  後ろ足を、前足に引き寄せて一撃を放ちます。

 
2、後退(引き足)
 
  相手が武器を持っている場合に、近づいては危ないので、
 
  後ろ足を引いて、続いて前足も引いて、後ろに「引いて」、
 
  大幅に、相手との距離を取ります。
 
 
  武器による攻撃は、間合いが重要ですので、
 
  必ず、大幅に距離を置くようにします。

 
3、横足(避け足)(左右)
 
  相手が攻撃した時を見計らって、
  
  真横にまず片足を送り、続いて残っている足も真横に運びます。
  
  
  姿勢は真っ直ぐ保ったまま、真横に移動します。
  
  
  素早く真横に移動する事により、相手の攻撃を避けます。
  
  真横に移動し、相手の攻撃を避けてから、
  
  交差法(カウンター攻撃)も狙えます。

 
4、斜め入り身(左右)
 
  主に「合気柔術」にみられる運足ですが、
 
  相手の攻撃に対して、斜めに前足を踏み込んで、
 
  体を躱しながら、相手の攻撃を捌く運足です。
 
 
  相手が武器を持っている場合や、突然襲って来た時等は、
 
  あえて自分から踏み込み、足を引いて半身になり、
  
  相手制する「運足」を制します。
  
 
5、斜め引き足(斜め避け足)(左右)
 
  これは相手が武器を持っている時に、間合いが必要な場合、
 
  踏み込んで、「斜め入り身」ができないときに使います。
 
  
  後ろ足を引き、続いて前足を引いてから、
 
  横斜めに足を引いて、半身になり、
 
  相手の攻撃を避けます。

 
6、円の捌き足(いわゆる捌き)(左右)
 
  これは主に、芦原空手や中国拳法に見られ、
 
  他の古武道でも使われている運足ですが、
 
  相手の攻撃を受け流し、攻撃を捌くと同時に、
 
  前足に続いて、後ろ足を相手の背後に回し、
 
  半円を描いて背後に回り、一撃を加えると運足です。
  
 
  「投げ」により「高さ」も加われば「球」となります。

 
以上が、大体の武術・武道における「運足」ですが、
 
かなり個人的見解が入っておりますので、(^^;
 
「運足」の「名称」や「運び方」などの詳細は、
 
各種武術・武道にてご確認ください。(^^;
 

そこで、この「運足」の応用法ですが、
 
大幅に分けると、「攻撃」と「防御」により、
 
大きく使い方が違ってきます。

 
例えば、「攻撃」で「運足」を使う場合は、
 
相手に攻撃を悟られない、ノーモーションでの攻撃で、
 
意識と呼吸の間の、空白の刹那の時間を、
 
無拍子(0拍子)にて、一瞬で踏み込んで一撃を加えます。
 

ここでの「運足」は、1.踏み込み(送り足)だけですが、
 
うまくいけば、この一撃で勝負は決まります。
 

追撃が必要ならば、さらに「踏み込み(送り足)」を行うか、
 
4、斜め入り身(左右)にて、相手の横に踏み込んで、
 
左右から攻撃するか、6、円の捌き足(いわゆる捌き)にて、
 
相手の背後に回り、背後から攻撃して極めます。
 

「防御」の場合は、相手が素手の場合は、
 
3、横足(避け足)(左右)を使い、最小限に攻撃を避けつつ、
 
交差法(カウンター)にて、相手にダメージを与えるか、
 
6、円の捌き足(いわゆる捌き)(左右)によって、
 
相手の攻撃を「捌き」つつ、相手に一撃を入れるか、
 
それともあえて反撃せずに、相手の攻撃心が尽きるまで、
 
相手の攻撃を、避け、捌き、受け続けるという手もあります。
 

相手が武器を持っている場合は、その武器の間合いに応じた、
 
「安全な間合い」をとるようにし、周りに武器があれば、
 
武器を使って応戦しますが、自分が素手の場合は、
 
相手との「間合いを詰められた瞬間、
 
ここでは4、斜め入り身(左右)にて、踏み込んで避けます。
 

この際、2、後退(引き足)や、5、斜め引き足(斜め避け足)で、
 
攻撃を避けるのは、相手の追撃を許す事になるので、
 
まずは「斜め入り身」をするようにし、失敗すれば、
 
「間合いを取る意味」での、2、後退(引き足)を行い、
 
5、斜め引き足(斜め避け足)にて、武器攻撃を捌きましょう。
 

「運足」がスムーズに大きく行う事ができれば、
 
どんな攻撃も防御も、行う事ができると考えられますが、
 
もしも、足場が悪い砂場や、状態が悪いアスファルトや、
 
石ころが転がっている「場」の場合は、条件の良い方に移動し、
 
自分を有利に持っていくようにしましょう。
 

普段から、「大きく速く」「スムーズ」(滑らか)に、
 
じっくりと稽古し、数限りなく反復練習して、
 
相手の動きに対して、無意識に「運足」が行えるようになれば、
 
実戦においても、役立つと思われます。
 

皆さんもよろしければ、運足を覚えられてはいかがでしょうか?
 
 
この記事が、皆さんのお役に立てれば幸いです。(^^)
 
 
 
「運足」についての動画を検索したところ、
 
実に様々な「運足」がある事がわかりました。

 
しかも、躰道や中国拳法のものは難しいため、
 
初心者の方でも覚えやすい、
 
日本武道のものを使う事にしました。(^^)
 

「運足」における、「基本姿勢」や「ポイント」、
 
「空手」の動作における「運足」や、
 
「合気道」の動作における「運足」を、
 
動画にて見て覚える事ができます。(^^)
 
 
宜しければご覧になって見て下さいね。(^^)
 

 

 

 

 

初心に帰るためもあって、このブログを最初から、
読み返しているのですが、これって手間ですよね。(^^;

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