内助の女王 第2回 あらすじ

クイーンズフードの企画部長夫人を訪ねたチニは、
美しく着飾った夫人に挨拶するが、
その夫人が実はあのブス女だったボンスンと知り、驚愕する。
ボンスンは昔チニに使い走りにされた恨みを
忘れず、ちくちくと嫌味を言うわ、
ケータイを忘れて翌日取りに訪れたチニを
家政婦代わりにこきつかい、元クラスメートと
あざけり笑うなど、散々チニを侮辱した。

夫の再就職のためだと、涙を浮かべて歯を食いしばるチニ。

ボンスンの夫とは、かつてチニとつきあったことにある
ジョンヒョクだった。
ボンスンは、チニとジョンヒョクがクリスマスに
チニに自宅でデートすることを知り、
自分の家に強盗が入ったと狂言を仕組んで、
ジョンヒョクに救いを求め、気を失う振りをして
彼に抱きつき、それを目撃したチニは
ジョンヒョクを振ってしまったのだった。

ボンスンと結婚したものの、そして彼女が
必死に尽くすものの、ジョンヒョクは
ボンスンに愛の言葉を一度も掛けたことはなかった。

チニは駐車場で車がエンストを起こした所を、
後ろからぶつけられてかっとなる。
怒鳴り散らして相手の連絡先を聞き出したチニは、
相手が当面の謝罪をして大金を渡して来たため、
これは金づるになると思い、むち打ち症の振りを
して、病院に入院し、慰謝料をせしめようと企む。
なぜか名刺を出そうとしない相手は、クイーンズフードの
社長で、女と公然と遊び、妻をないがしろにしている
例の男だった。

チニは理事夫人の姑が亡くなったと聞き、
葬儀所に夫と共に駆けつけ、強引に手伝いを申し出る。
理事夫人が理事と夫を引き合わせてくれたので、
張り切るチニ。

葬儀にはボンスン夫妻も訪れ、ゴミ袋を運んでいる
チニを見て、ジョンヒョクは心が痛む。
しかもかつて自分に勝って、チニを手に入れた
ダルスも会場に居たので、怒りが湧いた。
彼はダルスに何度も酒を勧め、自分でも泥酔するほど
酔って、ダルスを無能だと罵り、二人は取っ組み合いの喧嘩に。

慌てて二人を引き離したチニは、こんな場でなんてことを! と
夫を平手打ち。夫はショックの余り、どこかへ消えた。

夫とはぐれたチニは、理事夫人からも小言を言われて
しょげて道路にしゃがみこむ。それをボンスンが運転する
車の窓から見ていたのはジョンヒョクだった。

他方、ダルスは後輩である社長夫人とばったり出会い、
社長夫人は彼を会社のクラブへ連れて行き、徹夜で
ワインを酌み交わし、その場で二人とも寝込んでしまった。
社長夫人は夫の「お前も浮気すればいい」と言う冷たい
言葉に反発し、本当に浮気してやろうと実力行使に
至ったのだ。

朝、二日酔いの頭を抱えて起きたダルスは、隣に
後輩が寝ているのを見て、驚いた。
しかも、電話を掛けてきたチニに彼女の声を
聞かれてしまい、焦りに焦る。
どうしよう~ 
このままでは家に帰ったら殺される・・・
(続く)
元姑 サブキャラ解説 その2

推定年齢55歳。テヒの母親の高校生時代の同級生で、喧嘩友達。
若い頃はテヒ母よりももてもてだったのが自慢の種で、
夫との間に息子と娘が一人ずついるが、
いまだに夫に甘い声で甘える「お姫様症候群」のおばちゃん。

テヒの母親が夫と別居しているので、余計に
夫婦の仲の良さの大切さを語り、テヒ母を怒らせては喜んでいる。

息子がふがいないと知ってはいるものの、気の強い嫁だから
息子が萎縮すると、罪をテヒに被せている。

ただし、テヒと息子が離婚しそうになり、実際に離婚協議に
入ってからは、二人を再びくっつけようとあれこれ画策する。
ただし成功率は低い。

息子のかつての恋人を「白狐」と言って、かなり嫌っている。
基本的には善人だが、ゴシップ好きで、周りを辟易させる人物。
孫娘のソラを巡っても、テヒ母と「良きお婆ちゃん」競争をしている。

この役の女優さんは「華麗なる遺産」の主人公のお母さんの
演じていて、やはり世間知らずの「お嬢ちゃんおばさん役」だったので、
おかしいです。しかもあのドラマでは、自分の家の執事と
恋愛関係に陥ると言う、かなりびっくりな設定でした。

また違うドラマでもこの女優さんには、お目にかかれそうです。
韓国ドラマは製作局が違っても、中年キャラとか脇役キャラは
ほとんど「限られた俳優を使いまわし」状態なので、おかしいな。
「逆転の女王」のサブキャラクターとして
重要な役目を果たすのが、御曹司の個人秘書(名前不明)。

御曹司よりも20センチくらい小柄で、御曹司のアメリカ留学
時代のクラスメートかルームメイトだったと思われる韓国人。
細面でメガネが特徴。

極めてビジネスライクで感情を表に表さず、いつもクールなので、
駄々っ子のような御曹司とはまるで反対の性格。

御曹司と共に韓国に戻って来て、クイーンズ化粧品の
リストラ本部で御曹司の片腕となって、リストラに
豪腕を発揮する。人に憎まれてもなんとも思わない冷酷な人格
(なように初めは思える)。

御曹司の世間知らずぶりとは違い、普通の家に育った韓国人なので、
時にはずけずけと御曹司に皮肉を言い、喧嘩しながも二人は
仲が良い。
御曹司がテヒに恋したときは、損得の点から説教し、強く反対した。

特別企画室のスタッフで、かつての上役であるテヒを慕うユギョンに片思いし、
上がり症で臆病なユギョンを応援し始めた頃から、
次第に人間味が出てきて、最後にはユギョンと結婚を
前程でつきあう、べたべたカップルとなる。

この俳優さんを見たのは初めてですが、いい味のある
キャラクターを振られ、彼はとても得したと思います。
今後、色々なドラマのサブキャラとして出て来ても
不思議はないでしょう。
韓国ドラマにも、くすぐり、時事ネタ、他局番組をいじる、有名ドラマの台詞や主役のしぐさを
あえてぱくるなどがありますが、「逆転の女王」にもいくつかあって笑えました。
思い出して紹介してみます。

1 テヒの車が突然飛び出して来た車にぶつけられ、相手の男は
  女と見てテヒを脅かす。怖くて車から出られない彼女に、
  来合わせた御曹司(パクシフ)が救いの手を述べる。
  「法律沙汰にするなら、こっちも検察官に知り合いがいるから。」
  (秘書に向かい)「馬(マ)検察官に連絡してくれ!」

この「馬検察官」と言うのは、「検察官プリンセス」のヒロイン・マヘリのことで、
「検察官プリンセス」は「逆転の女王」より前に製作されたSBSの2010年ドラマ。
パクシフ王子が主人公、馬恵理(マヘリ)がヒロインなのでした。


2 ハン常務は23歳のとき、クイーンズ化粧品に入社し、その後25年間、
  会社に命を捧げて来た中年女性。結婚も出産も省みずに、会社一筋だったのが
  自慢なのですが、御曹司はその彼女に向かい「ハン常務はどんな男性が
  お好みなんですか?」とぶしつけに聞く。

  ハン常務の答えは「チョ・インソンなら良いわ!」・・・
  彼女が去った後、御曹司は秘書に早速電話。
  「もしもし、お前、チョ・インソンを知っている人を知ってないか?」って・・・あっははは。

  チョ・インソン君は今兵役中ですが、こういう台詞に出るならまあ、
  忘れられることはないでしょう。


3 欧米系のオフェリア化粧品との業務提携を目指して、テヒの夫とユジンは
  グルメが弱みの白人の担当者に「韓国グルメの真髄」を紹介する。

  キムチと焼肉だけじゃないですよ! が彼らの口癖で、
  これぞグルメと紹介したのは・・・

  〇ホンエ(エイ)、三枚肉、キムチの三段重ねでマッコリを飲む 
  〇高級レストランに出前させた、真っ黒いジャージャー麺
  〇屋台のオデンや、型抜きして遊ぶホットク

・・・ホンエはとにかく、どれもおいしそうでした。

4 職場の打ち上げに何が食べたい? と御曹司に聞かれたテヒは
  イカ! と叫ぶ。

  次のシーンは生きたままぶつ切りにされたイカの目が、
  うらめしそう~にこちらをにらむシーン・・・(汗)。

  箸にまきついてもがくイカをおいしそうに食べるテヒと、
  もともと海産物が苦手なので、死にそうな顔で泣きそうになって
  イカを飲み込む御曹司・・・とても笑えました。
  あのイカ・・・でも美味しいのかな?
  確かにぶった切っても動くなんて、新鮮だとは思いますが・・・

また他のエピソードも思い出したら書きますね!
内助の女王 第1回 あらすじ

高校生のとき、学園のアイドルで他校からの合コンオファーも
ひっきりなしだったチョン・チニ(キムナンジュ)は、
冴えないクラスメートのボンソンをまるで小間使い扱いに
して、女王さま気取り。

クラスの女子はそんな高飛車なチニに反発しながらも、
彼女について回れば、男子のおこぼれが回ってくるので、
表面上はちやほやしている。

或る日、他校との合コンで、気に入った相手を
ストロー指名することになり、一人を除いた男子が
全員自分を指したので、チニは余裕の笑顔。
だが、隣に居たブスのボンソンを指した男子が居て、
ボンソンも笑顔で、その彼にストローと向けているではないか。
むかっとしたチニはそれまで使わずにいたストローで、彼を指名!
彼も喜んでストローの向きを「両思い」に変えてしまったので
ボンソンは憤激した。

合コンの後日、ボンソンはその男子(ジョンヒョク)と
つきあいたいとチニに相談するが鼻で笑われ、侮辱されたため、
チニと絶好。そんなことを気にもかけないチニはジョンヒョクと
早速付き合うものの・・・

結婚式当日、多くの男が泣く中、勝ち誇ってで新郎の元に
歩み寄るチニを満面の笑顔で待っていたのは、ソウル大学を首席で卒業した
医者の卵・ダルス(オジホ)だった。柱の蔭に佇み怨念の目で
見守るジョンヒョクと、それをまた隠れて見守るボンソン・・・

数年後、ダルスとの間に娘をもうけたチニは、失業して1年の
ダルスに愛想を尽かし、離婚まで持ち出して正業につけ! と脅かしていた。

クイーンフードと言う超有名企業に、一人分の空席があると聞いた
ダルスは面接に行こうとする。この大企業が、実は幹部の
奥方たちに実質的に操られていると知ったチニは、
面接の前から、幹部夫人に接近を試みる。

苦心して常務夫人と友人になったチニは、社宅となっている
高級マンションで、女たちが夫の職位によって上役の奥さんに
きつくこきつかわれたり、或いは威張り散らすありさまに唖然とする。
だが、うだつの上がらない夫を安定した職業につけるためには、
なりふりかまってはいられない。

常務夫人は、今回の空席はダルス及び人事部長の甥が
狙っており、常務にはダルスを応援させるが、
人事部長は当然甥を押すだろう、となると
直属上司である部長がキーパーソンだと、チニに教えてくれた。
チニはその部長の夫人に接触しようと社宅に
向かうが、エレベーターのドアの隙間に
ハイヒールがひっかかり焦る。エレベーターの中には
くるくるパーマの男が一人居たが、無視されたのでむっとなる。

だがこの無礼な男こそ、クイーンフード社長だった。
彼は財閥同士の政略で、幼馴染と結婚したものの、
幼馴染にまるで女を感じることが出来ず、公然と浮気する始末。
奥さんは実は夫が好きなだけに、憤激して涙する。
彼女は奇しくも、ダルスの大学の後輩であった。

チニが部長夫人を訪ねると、美しい夫人がドアを開けた。
だが相手に言われて良ーくみると、これがかつての
ブスのボンソンだったので、大ショック!

女の価値は嫁いだ男の力量で決まる、と信じている
チニにとって、シンデレラストーリーを
実現したのが自分ではなく、ボンソンだったなんて!
(続く)