内助の女王 第1回 あらすじ

高校生のとき、学園のアイドルで他校からの合コンオファーも
ひっきりなしだったチョン・チニ(キムナンジュ)は、
冴えないクラスメートのボンソンをまるで小間使い扱いに
して、女王さま気取り。

クラスの女子はそんな高飛車なチニに反発しながらも、
彼女について回れば、男子のおこぼれが回ってくるので、
表面上はちやほやしている。

或る日、他校との合コンで、気に入った相手を
ストロー指名することになり、一人を除いた男子が
全員自分を指したので、チニは余裕の笑顔。
だが、隣に居たブスのボンソンを指した男子が居て、
ボンソンも笑顔で、その彼にストローと向けているではないか。
むかっとしたチニはそれまで使わずにいたストローで、彼を指名!
彼も喜んでストローの向きを「両思い」に変えてしまったので
ボンソンは憤激した。

合コンの後日、ボンソンはその男子(ジョンヒョク)と
つきあいたいとチニに相談するが鼻で笑われ、侮辱されたため、
チニと絶好。そんなことを気にもかけないチニはジョンヒョクと
早速付き合うものの・・・

結婚式当日、多くの男が泣く中、勝ち誇ってで新郎の元に
歩み寄るチニを満面の笑顔で待っていたのは、ソウル大学を首席で卒業した
医者の卵・ダルス(オジホ)だった。柱の蔭に佇み怨念の目で
見守るジョンヒョクと、それをまた隠れて見守るボンソン・・・

数年後、ダルスとの間に娘をもうけたチニは、失業して1年の
ダルスに愛想を尽かし、離婚まで持ち出して正業につけ! と脅かしていた。

クイーンフードと言う超有名企業に、一人分の空席があると聞いた
ダルスは面接に行こうとする。この大企業が、実は幹部の
奥方たちに実質的に操られていると知ったチニは、
面接の前から、幹部夫人に接近を試みる。

苦心して常務夫人と友人になったチニは、社宅となっている
高級マンションで、女たちが夫の職位によって上役の奥さんに
きつくこきつかわれたり、或いは威張り散らすありさまに唖然とする。
だが、うだつの上がらない夫を安定した職業につけるためには、
なりふりかまってはいられない。

常務夫人は、今回の空席はダルス及び人事部長の甥が
狙っており、常務にはダルスを応援させるが、
人事部長は当然甥を押すだろう、となると
直属上司である部長がキーパーソンだと、チニに教えてくれた。
チニはその部長の夫人に接触しようと社宅に
向かうが、エレベーターのドアの隙間に
ハイヒールがひっかかり焦る。エレベーターの中には
くるくるパーマの男が一人居たが、無視されたのでむっとなる。

だがこの無礼な男こそ、クイーンフード社長だった。
彼は財閥同士の政略で、幼馴染と結婚したものの、
幼馴染にまるで女を感じることが出来ず、公然と浮気する始末。
奥さんは実は夫が好きなだけに、憤激して涙する。
彼女は奇しくも、ダルスの大学の後輩であった。

チニが部長夫人を訪ねると、美しい夫人がドアを開けた。
だが相手に言われて良ーくみると、これがかつての
ブスのボンソンだったので、大ショック!

女の価値は嫁いだ男の力量で決まる、と信じている
チニにとって、シンデレラストーリーを
実現したのが自分ではなく、ボンソンだったなんて!
(続く)