社会生活を送っていると、職場や学校などで
「個性的な人」に出会うことがあります。
また、人によっては個性的な人と交友関係を持つこともあるでしょう。
さらには、人から「あなたは個性的だ」と指摘されるケースもあります。
では、個性的な人とはどういう人を指すのか。
そこで今回は個性的な人の特徴やその性格、
心理などについて、代表的なものをご紹介します。
『人や情報に左右されない』
個性的な人の最大の特徴は、人や情報に左右されないということです。
わかりやすい例として、ファッションセンスを取り上げてみましょう。
個性的なファッションをする人は、自分の趣味がしっかりしています。
「これは好き、これは嫌い」あるいは
「これは自分に似合う、似合わない」ということが、
自分の中で明確になっていて、常にその基準に合わせた服選びをするのです。
個性的でない多くの人は、
自分の好みや「似合う、似合わない」という判断基準は持っていても、
それが絶対ではありません。
ですから、人からアドバイスされると「そうしてみようかな」と思い、
雑誌のコーディネートを見ると「真似してみよう」と考えるのです。
そのように、人のアドバイスや雑誌の情報などに左右されることなく、
常に「自分」を基準にするのが、個性的な人だといっていいでしょう。
もちろん、ファッション以外でも同様です。
人生観や余暇の楽しみかた、あるいは人とのつきあいかたなどなど、
人生や生活に関して「自分はこうだ」という考えがしっかりあるからこそ、
個性的な生き方ができるのです。
『自分の個性が好きで、ナルシストの傾向が強い』
個性的な人のほとんどは、自分が個性的であることを自覚しています。
それは、人からたびたび「あなたは個性的だ」と指摘されるためです。
そう指摘され、ほかの人を観察してみると、
「たしかに自分は人とは違う趣味や生き方、人生観、嗜好などを持っている」
と気づきます。
それが何度となく繰り返されるうちに、
自然と「自分は個性的だ」という自覚を持つのがふつうなのです。
そして、人と違った個性を持つ自分について「好き」という感情を抱きます。
人間には2種類の感情があります。
それは「他の人と同じでありたい」という感情と
「人と同じなのはいや」という感情です。
まったく正反対の感情ですが、
ほとんどの人は常にこの2種類の感情を心の中に持っていて、
その時々で2つのあり方を使い分けているのです。
ところが、個性的な人は「人と同じでありたい」という感情は希薄で、
「人と同じなのはいや」という感情が強いという特徴があります。
そして、「人と違う自分が好き」と感じる。
つまり、ナルシストの傾向が強いのが、
個性的な人の共通点の1つなのです。
『自分の個性を人からほめられるのが好き』
前項の捕捉になりますが、ナルシストの傾向が強い個性的な人は、
人から「あなたは個性的だ」と指摘され、その個性をほめられるのが大好きです。
「人からほめられたい」という欲求をかなり強く持っていますから、
自分の個性を指摘してくれない人、
指摘してもそれをほめない人に対しては、良い感情を持ちません。
ですから、あなたがもし身近にいる個性的な人と親しくなりたい、
個性的な異性をつきあいたいと思うなら、相手の個性を大いにほめてあげましょう。
相手はあなたに好感を持つはずです。
『人の個性も認める』
ここまで紹介してきた特徴は、どれもかなり自分本位な傾向の強いものでした。
ですから「個性的な人というのは、鼻持ちならないところがあるんだな」
と思った人も少なくないでしょう。
しかし、実際にはそんなことはありません。
たしかに個性的な人は強い「個」を持っていますから、
誰からも好かれる性格というわけにはいかないでしょう。
けれど、けっして「嫌な性格」というわけではないのです。
その象徴的な特徴を1つ紹介しましょう。
それは、「自分以外の人の個性を尊重し、多様な個性を認める」ということです。
ここが、個性的な人の大きな魅力です。
つまり「自分の個性は大好き。だけど、人にはさまざまな個性がある。
それぞれちがう個性を持っているのが人間なのであり、
また、自分のような強い個性を持っている人が多いほうが、社会は楽しくなる」
という考えを持っています。
個性的でない人の中には、目立つ人、
個性的な人を嫌い、敬遠する人が少なくありません。
自分がそうであるように、ほかの人も
「みんなといっしょ」であるべきだと考えるからです。
しかし、個性的な人にはそういう偏見はありません。
自分のような個性的な人だけでなく、没個性の人についても
「そういう人もいていい」と思っているのです。
『自分と同じタイプの個性的な人は敬遠する』
ただし、1つだけ例外があります。
それは、自分と同じタイプの個性を持った人です。
没個性の人も含めてさまざまな個性を尊重するとはいっても、
それはあくまでも「自分とちがう個性」という限定つきです。
これは、2つ目の項目、すなわち「個性的な自分が好き」という特徴に由来しています。
自分と同じタイプの人が身近にいたのでは、
自分の個性がそのぶん際立たなくなり、
ナルシシズムを満足させられなくなってしまうからです。
ぜひ、周りの個性的な人と上手につきあうことをおすすめします。
また、こんな個性的な人を好きだという人もかなり多いので、
「あなたは個性的だね」なんて言われて落ち込む必要ありません。
むしろ喜ばしいことだと考えていいでしょう。
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