6月28日付〈アップデート〉より
2回に分けてお送りします(^^ゞ
◎厳格さ――達成感やチームワークを高める
組織のリーダーが「厳格さ」をもってチームを率いることが重要
株式会社フィールドマネージメント・ヒューマンリソースの和田真二氏は、多様な価値観にさらされる現代の組織経営のためには、厳しさと優しさのどちらも必要と言います。その上で、目標の達成へ、チーム全員が足並みをそろえるために「厳格さ」を発揮すべき項目について言及しています(『伴走するマネジメント』自由国民社)。
まず、「役割・目標内容の自由度」。チームの目標と、その実現に向けた個々の役割は、自由にさせ過ぎずに、リーダーが責任を持って、明確にしていくべきであるということです。
二つ目に、「基準の高さ」。客観的に見た時に“ゆるくない”基準があることが、個々の力量や組織のチームワークを高めることにつながります。
三つ目に、「基準やルール運用のあり方」です。ひとたび定めた基準や、ルールを守っていくことです。
どれも、「厳格さ」を発揮することによって、組織として達成感を味わい、成長できるポイントになり得るものです。
その上で、「厳格さ」が効果的に働くために氏が訴えるのは「視界を共有する」ことの大事さです。リーダーとメンバーでは、立場や責任が違い、見えている景色も異なっていて当たり前です。リーダーが、明確なビジョンや目的をメンバーと共有することで、目標・ルールなどに対する厳格さは、成長や達成感につながっていきます。
また、リーダーとメンバーの信頼関係も重要でしょう。信頼がなければ、「厳格さ」は、無意味な厳しさとなり、人の心は離れていき、結果的にチームはバラバラになってしまいます。
目的のための、適切な「厳格さ」が人を育てるのです。
僕の意見
厳しい指導をすると、若者は逃げて行く?
疑問なんだけど(^^ゞ
何でも上からの物言いだと遠ざけたくなるけど。
時には「厳しさ」も必要だと思います。
次回は、寛容さです。