6月16日に行われた、

代理人、長野市議会議員、西村裕子の2017年6月定例会の個人質問は、終了いたしました。

 

「子どもの居場所について」の質問と答弁は、

長野市議会 インターネット議会中継をご覧ください。

 ⇒こちら

 

6/1より、ホームページが変更したようで、

録画中継に関しては、会議名や議員名、会派名、キーワードで

検索できるようになっていました。

是非ご覧ください。

 

また本日6月19日、私たち「信州・生活者ネットワークながの」で

提出した請願29号「長野市議会議員定数の削減について検討することを求める請願」の審査が議会運営委委員会で行われました。

  請願の趣旨と項目は⇒こちら

結果は、反対多数で不採択となりました。

 

以下、審査の模様をレポートです。

 まず初めに紹介議員である、代理人西村裕子から、請願の趣旨を説明されました。

「議会活性化検討委員会ですすめていることに関連する為、

請願は控えてほしいとの要望が委員会があったが、

市民の請願権に基づいているため、それとは別に考えてほしい。

市民の意思を的確に反映し、議会改革を継続するためにも、

市民と議会との関わりの為にも良いことだと思う。

議会としての議論が必要」との内容だったかと思います。

 

 次に参考人として意見陳述することを認められた、

請願提出者の丸山さんが5分程度意見を述べました。

※長野市議会では、請願者が意見陳述をするかしないかの希望をとり、委員会で認められれば意見陳述をすることができます。

認めらなければ希望していても意見陳述することはできません。

 

「趣旨については請願文の通り。補足的なものだけ説明する。

議員定数削減については、平成17年9月から特別委員会を設置し、1年間の議論を経て報告書を作成した。

報告書には状況の変化に合わせて対応していくとあるが、

それから約10年、状況に変化を感じている。

人口自体はそんなに変わらないが、世の中の状況は確実に変化していると感じている。

また人口も今後はかなりの勢いで減少することがわかっている。

長野市の財政状況は芳しくないと市長も認めており、

聖域なく財政の見直しが行われている。

さらに、住民自治協議会(住自協)が始まり10年、

地域のみなさんは手弁当で無償での活動を行っていることからも、議員の役割も含めてそろそろ見直すべきではないと思っている。

今、請願を提出したのは、

特別委員会が設置されるのが9月として、前回同様1年間の議論をするとしたら、31年の議員改選にぎりぎり間に合う。

今こそ、議論すべき時であると思い、請願を提出した」

 

意見陳述の後、委員である議員から請願者もしくは紹介議員に対し、質問が行われました。

※なお、請願者から議員に対する、逆質問・反問する権利は認められておりません。質問に対し答えるだけです。

 

質問内容

 ・具体的に何人か考えているか?

   ⇒私が考える事ではない

 ・議員定数を39人にした時から人口はあまり変わっていない。

  そういった状況の中なぜ、定数削減なのか?

   ⇒10年前と今の38万人とは違うと市民は感じている。

     議会でどのように考えているか議論してほしい。

 ・財政が厳しいとは言われてはいるものの、

  色々比べると特段厳しいとは思っていない。互いに合理化し、  切り詰めるべき所では切り詰めていると理解しているが、

  財政面の分析としてどう考えているか?

   ⇒議員として考えはそれぞれにあるかもしれないが、

    市民としては無料の公共サービスが有料になるなどして、     厳しいと感じている。

 ・議員として定数の在り方を検討していく必要性はあると思う。

  当時は1万人に一人を基準として考えた。(意見)

 ・一口に人口といっても、18歳の有権者がどれくらい増えている  か知っているか?

   ⇒存じ上げません。

 ・市民にとって議員削減はメリットがある事ではないと考えてお

  り、反対。住自協が設立し、その分議員の役割が変わっている  かというと、そうではないし、ここまでやってもらうのがよいか、

  担う役割を考えるべきだとも思う。

  財政的にはどのように考えているのか?

   ⇒自治は自分たちがやる事なので、自分達が大変だからと     言ってるわけではなく、役割を見直すべきという考え。

    自分達ができることは何か、議員でしかできないことは何     か?市民と議会が健全な関係を作るためにも議論が必要。    限られた財政の中でどうするか話し合ってほしい。

 ・西村議員には、議会活性化委員会で検討中な案件であること   も承知しているはずなのに、請願の紹介議員になるとはどうい  うことか?と聞くつもりでだったが、趣旨説明で市民の請願権を

  尊重してという事であったので納得した。

  財政的なことといえば、長野市が中核市となり2778項目の

  権限移譲があり、チェック項目も増え仕事は増えている。

  市にこういった請願をするという事は、

  県に対しても議員定数削減の要望をしているのか?

   ⇒なぜ、そのような質問をされるのか理解に苦しみます。

 ・議員定数は42⇒43(合併に伴う)⇒39~と推移しており、

  地元に議員がいないという住民もふえている。

  今でもぎりぎりと感じるのに市民全体の意見を反映させている  のか?

   ⇒10年前には議員として議論に参加した。

    その時には定数削減はしない方がいいという立場だった。

    色々な地域、立場の人が参加できることが必要な中、

    どこを削るかは悩ましい問題と、個人的には思っている。

    それを自治体ごとに決めてほしい。今やらないと間に合わ     ないと感じている。

    市民負担は重くなっていると感じており、人口が減っていく     中で、出来ないことが増えている。

    その中で議会だけが聖域というのは議会と市民の関係性を    築くという意味でもおかしいと思う。

    市民が求め、議会は考えて決める。これを実現してほしい。

 ・削減とあると減らせという風に見える。財源の削減は考えてる   一方で、住自協や専門職、区長の連絡手当などを、生み出す  というのはどう考えているか?

   ⇒議員が個別の意見を考えるのは良いと思う。

 ・議員の厚生年金加入について請願文で触れているが、若い人

  が議員になっても年金がもらえないと将来が不安という問題が  あるので、議長会からの申し入れがあったことは、議員のなり  手が少なくなってきたことへの一つの方策であると思う。

  その一方で、人口減となった時にどうするか、議論をする大事  な時期になっており、市全体を見ることができる人数が必要    で、削減ありきではないのでは?

   ⇒議員の厚生年金加入について反対しているのではない。

    議会で考えるべきことがたくさんあるというのは全く同感で     ある。一方で他との整合性も必要。

 ・議員報酬は削減され、かつ活動は忙しくなっている。

  議員年金はなくなり国に騙されたという思いがある。

  掛け金の7割しか返ってこないで安くなっている(意見)

 

丸山さんは、議員じゃないぞー。今は討論の時間じゃないぞ!

という場面もありつつ、

参考人と紹介議員は席を移動し、ようやく討論の時間となりました。

 

討論

・請願を出すのは権利

 

・削減には反対、議員の厚生年金については賛成してるわけでは ない。市民が誤解していることも多く、議員に退職金が出ると   思ってる人もいるはず。

 議員のあり方には、厳しい目があるので、財政分析もふくめて議 論が必要だと考える。

 専門性、ボランティアでやれる範囲、地域格差など、都市内分権 など考えるべき

 

・議論の機会をもらった。活性化委員会では、タブレット導入など  検討中。そこでしっかりと考えるが、時期尚早。

 

・今からだと難しい。議論が終わり、改選まで、周知期間が短い。 活性化検討委員会で、検討することは大切。優先的に話し合うこ とも重要だと思うが、319月には間に合わない。

 

・文言の課題はあるかもしれないが、調査と検討を行う事。

 ここにメインのテーマがある。そこに重きを置くべき。

 議会として受け止めていくべき

 

・議会費の削減等などはもっと考えなくてはならないと思う。政務活 動費の使途基準など。

 

・議長なので、ここで賛否の権限はないが、財政厳しいなか、中核 市となり、保健福祉の関連予算は大きい。国に向かって意見を  言えるような市にしたい。稼ぐように、街の体力をつけ、政令指  定都市のように、国に向かってモノを言えるような、もっとパワー をつけて、体力をつけて・・・そこに期待している。

 

議会費についても削減できるところをしっかりと考えるべきで、

 定数削減ではないと思う。

 

採択に賛成する委員 2名:松木・池田議員

よって、反対多数で不採択となりました。

 委員長:寺沢議員

 反対した委員:三井・小林秀子・阿部・野々村・中野議員

 小林義直議長・野本副議長の出席

 

議会最終日の6月26日、

本会議で、請願に反対とする委員長報告があり、

全議員の挙手があり、不採択となる見込みです。

 

以上、報告を終了いたします。

 

耳で聞いただけですので、丸山さんと私の間でも、

議員の質問や意見に対する捉え方が違っている部分がありました。発言された皆様、発言の主旨が違っていればご指摘くださいませ。公平性を保つため、丸山・西村の発言も本人の確認を取っておりません。

 

議事録が出るのは約3か月後になりますので、

文字として確認できるまでには時間が必要です。

議事録作成用の音源を傍聴させてもらい、聞き取りに間違いがなかったか、確認をしたいとおもっております。

 

文責:信州・生活者ネットワークながの 山岸綾子

 

さて・・・おしどりマコケンの報告会だ!!!

  SBCラジオ ラジオJにて 6月11日 8:15頃より、

  おしどりマコケンさんのお話が放送される予定です。

  また、21日の長野会場では、マスコミの皆さまの取材予約が

  入っておりますので、21日夕方のニュースや新聞各紙にも

  取り上げられるかもしれません。要チェックでございますよ。

 

  おしどりの取材報告会については⇒こちら

 

爆  笑マスコミの皆さまへ

報告会の記事の掲載等、誠に、ありがとうございます。

問い合わせ先である、私の携帯電話に、おしどりマコケンさんへの、取材依頼がぼちぼちと入ってきております。

つきましては、6月21日の長野会場トイーゴでの報告終了後、

16時頃より20分程度、おしどりマコケンさんへの、囲み取材が

できるように手配しております。(囲み取材という言葉は正しくないかもしれません。)


↓委員会前に、西村さんの議員控室にて。

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