神奈川で行われた全国市民政治ネットワーク交流集会に参加してきました。

5月22日に行われた、
第一分科会 ピースリングツアー①県央コースの参加報告です。

神奈川で安全保障を考える時、基地の存在を忘れることはできません。
沖縄に次ぐ第2の基地県神奈川の現状を知り
生活の中にある基地の大きさやその危険性を知ることから、
平和の大切さ、市民による人間の安全保障の理念を再確認するというのが、
ツアーの趣旨です。

以降の分は、耳から聞いた情報ですので、間違いがあると思いますので、
ご指摘いただければ幸いです。

まずは、相模補給廠(ほきゅうしょう)監視団の方の説明を受けながら、
少し高いところから補給廠の全容を眺めました。
補給廠とは、物置のような場所で、
訓練基地にも使いますが、扱いに困ったようなものはここに持ってくるそうです。
東京ドームの40個分もの広大な敷地でした。
日本でありながら日本でない場所なので、通りぬけはできません。
どんなに遠回りでもぐるっと廻るしかないそうです。
危険物倉庫が爆発した事もあったそうです。
その爆発は酸素ボンベの爆発という報告ということでしたが、
消防も、どのような危険物がどれくらいおかれているかまったくわからないということ。

 ↓この写真です
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  ↑庭付きのお家

バスに乗り込み、基地の周辺を巡ります。
基地のゲートの写真ですが、とられることをすごく嫌がるそうです。

日本の狭小住宅が立ち並ぶしないですが、日本でありながら日本でない基地の
中は全てがアメリカ仕様。

当然、庭付きにひろーーいお家が見えています。

キャンプ座間は座間市の3.6%が基地です。
厚木基地は厚木と名前がついていますが、
厚木市にはなく綾瀬市と大和市にあり、実に綾瀬市の18%が基地になっています。
東京ドーム120個分
その恩恵で、子育て等の福祉は充実しているそうですが、
基地依存の問題は根深いようです。

基地は少しずつ返還されていますが、神奈川県のものになるのではなく、
国に返還されるそうです。
返還された場所は、公園や、自衛隊の家族宿舎、消防署建設現場などになっています。

基地のすぐお隣の淵野辺公園。
つい先日まで砂利道だったところが舗装されていたようです。
座間ネットの方にご説明いただきました。

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↑神奈川補給廠の説明をしてくださった監視団の方
アメリカと日本の国旗と基地の旗??が並んで掲げられてます。なんだか違和感。

座間市のゆるきゃら 「ざまりん」  可愛いラブラブ
しかし・・・
ざまりん、武装してるやん叫び
2次使用は申請して許可をもらうということになっているそうですが、
無断使用で封筒が作られていたそうです。
自衛隊の議員視察で露見し、
抗議によってすぐにお蔵入りとなったそうです。
しかし、市長は、「正式な打診があればその時点で判断する」と自衛隊の擁護に。

こういうの当たり前になる感性は、とても怖いですね。

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厚木基地のゲート。大和ネットの方の説明をうけながら。

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公園で、お弁当ラブラブ崎陽軒のシウマイ弁当を
ゆとりの森で頂きました。

厚木基地に面した広大な立派な公園です。
イベントがあったの?と思うくらい沢山の人々が公園で遊んでいました。
シャワールームまであり、びっくり。素晴らしい施設です。
アイスを食べていたお子様2人の可愛らしいママさんにお話を伺った所、
毎週欠かさず遊びにきているとのこと。
この日は日曜日だったので、飛行機は飛んでいませんでしたが、
平日はものすごい数の飛行機が公園の上を飛ぶそうです。
騒音もものすごいみたい。
生活実感として最近、飛行機が沢山とんで騒音がひどくなってる気がする。
という人も多く、そのうるささは、飛んでいる間は、
「今、飛行機で聞こえないから」と電話は一時休止。するほどだとか。

普通の飛行機ではなく、軍の飛行機が訓練のためにタッチダウンを繰り返すので、
ものすごい騒音と、それに比例する危険度。

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公園の中に誘導灯もありました。
基地のある街に住んだことのない私にはとっても違和感がありました。

神奈川の方にとって、基地があるのは当たり前、
基地があることの恩恵も受けているのかもしれません。

でもなあ・・・

うまく言い表せないけど・・・やっぱり違うと思う。

ヒマワリ資料

神奈川の基地を知るピースリングツアー
2015 ガイドブック
 発行者 神奈川ネットワーク運動
     市民による人間の完全保証研究会 

こちらの本に詳しく説明されていますので、お問い合わせの上、ご購入下さい。

報告者 山岸綾子