2年毎に開催されている全国市民政治ネットワークの全国交流集会が10月17日に開催されました。
 
実開催は2018年東京で開催されて以来となります。
 

基調講演は、「差別と闘い勝った人々」と題して、チェ・カンイジャさんから、川崎市の「差別のない人権尊重のまちづくり条例」に関わり、「差別発言には最高50万円の罰金と罰則を盛り込んだ日本初の条例を勝ち取った軌跡をお話しいただきました。

 
昼食は、企業組合ワーカーズ・コレクティブ・ミズ・キャロット 仕出し弁当「にんじん」さんにお願いしました。とても美味しいお弁当でした
ごちそうさまでした。
 

分科会1は、「人権尊重のまちづくり~誰もが大切にされる社会へ~」

各地での事例報告をしつつトークセッションが行われました。

 

参加者からは、「長野では過激なヘイトスピーチに直面する場面は少ないですが、危機感を持って川崎市の条例作りを学んでおかなければいけないと思った。」との感想をもらっています。           

 
分科会2 市民福祉情報オフィス・ハスカップ小竹雅子さんから「介護保険はどこに行く?!」介護保険制度の、いまとこれからについてお話しいだだきました。
 
進行中の、信州・生活者ネットワーク西村裕子代表

講師の小竹さん
 
自分たちが面倒を見てもらわないといけなくなった時…
やばいじゃん!となるお話でした。
力不足で理解しきれない部分が多々ありましたが、継続して学習を進めていこうという気持ちがもりもりとしております。
 
第2分科会に参加したメンバーで最後に記念撮影
 
分科会3は、フィールドワーク「海から見る横浜のノースドック」
信州ネットからの参加者はおりませんで、いただいた写真だけ
 
やはり、オンラインとは違う「よさ」が実開催にはございました。
皆さま、本当にありがとうございました。
(報告者:山岸綾子)
 
 

本年もよろしくお願いいたします。

 

2024年は一度もアップすることなく終えてしまいました。恐ろしい。

 

2024年は、2月に総会を終え、

石川県令和6年能登半島地震災害義援金に20万円

いばらき原発県民投票の会の5万円

311子ども甲状腺がん裁判に3万円を寄付することができました。

いずれも長い闘いとなりそうです。

 

2025年度は寄付のあり方について議論していく予定です。

 

また、2024年度は市民セクター政策機構の「市民と議員-政治活動と選挙運動」の調査に協力させていただきました。

 

 

信州・生活者ネットワークながのは、現在

長野市子どもにやさしいまちフォーラムの要請をうけ、

「長野市に、公正中立な立場で子どもの相談・救済を行う第三者機関 (子どもオンブズパーソン)を設置してください」

という署名を展開中です。

オンラインでの署名も可能です

⇒コチラ

 
聞きなれない「子どもオンブズパーソン」についてわかりやすく説明したリーフレットは、

2団体のリンクからご覧になることができますので是非ご覧ください。

 

 

 

生活クラブ生活協同組合の、「脱原発、脱炭素と再エネへの転換を活動」の提案をうけ、

生活クラブ 長野北支部、中央支部、南支部の3支部から、長野市に対して

「脱原発、脱炭素と再生可能エネルギー転換への加速を求める請願」を提出しました。

 

信州・生活者ネットワークながのは、請願提出のお手伝いをすることができました。

事前の打ち合わせのほか、代理人の山﨑ひろこが請願の窓口議員になりました。

 

2023年12月12日の福祉環境委員会を経て、18日の本会議で不採択となりました。

委員会では、請願者の代表が参考人として意見陳述をおこないました。

⇒コチラ    (YouTube 長野市議会常任委員会の録画中継配信チャンネルにとびます)

 

また、本会議では、代理人が不採択とすることに対して反対討論を行いました。

⇒コチラ     (長野市議会インターネット議会中継(録画)山﨑ひろこの討論)

 

この日、代理人の山﨑ひろこは6本の反対討論をおこないましたので、

そちらも是非ご覧ください。

⇒コチラ   (長野市議会インターネット議会中継にとびます)

 

請願内容、レポートなどは、

信州・生活者ネットワークながの まちづくりクラブで詳しくレポートしておりますので、併せてごらんください。

 

請願と同様の内容の要望書を、生活クラブ生活協同組合長野単協と、信州・生活者ネットワークの連名で、県に対して提出予定です。

2年に一度開催されている

全国市民政治ネットワーク 交流集会。

2023年は「代理人運動のこれまでとこれから」と題し、

11月18日にオンラインで開催されました。

 

代理人運動に取り組む私たちは、市民活動と議会活動を通して暮らしの課題解決を図ろうとしています。

社会の変化に伴い代理人運動を広げることに、どのネットも苦慮する中、

これまでの運動をどのように評価し、

これからどのような活動が必要なのか?

代理人運動に変化は必要か?

必要だとしたらどのような変化か?

長年運動を続けてきた各地のネットの皆さんと、話し合いました。

 

今回、基調講演はなかったのですが、ZOOMのブレイクアウトルームを活用し、活発な意見交換をすることができました。規模や活動など様々ですが、互いに元気を与えあう事の出来る良い会となりました。

 

 


  

 

マイナンバー制度について知ろう

巨額の税金を使ったマイナポイントや、カード取得の有無で学校給食費の負担に差をつける地方自治体の政策など、さまざまなマイナンバーカード普及策が講じられています。また政府は、健康保険証を廃止してマイナ保険証に統一する方針です。個人の判断とされてきたマイナンバーカードの取得が、実質的な強制になることや、社会保障や医療、教育の制度が歪んでしまうことが懸念されます。

 

税制と社会保障、災害対策の3分野に利用範囲を限ってきたマイナンバーが、法改正によってそのあり方を大きく変えるとも言われています。

 

マイナンバー制度とはどのようなもので、どのような問題があるのでしょうか?白石孝さんに、ポイントを絞って分かりやすく説明していただきます。

 

みなさんふるってご参加ください。

 

終了しました。

こちらをクリックするとみられます。

 

 

日時  2023年6月6日(火)13:30~15:30 
場所  生活クラブ生活協同組合 
     長野センター(長野県千曲市雨宮2374)
 
講師  白石 孝さん 
     NPO法人官製ワーキングプア研究会理事長
著書:「マイナンバー制度/番号管理から住民を守る」 共著、自治体研究社「写真集キャンドル革命~政権交代を生んだ韓国の市民民主主義」監修・解説、コモンズ等多数
 
参加費 無料
 
申込みはこちらから  ↓ クリック

 

ゲノム編集トマトの苗を、全国の小学校に無償配布??

 

サナテックシード社がゲノム編集トマトの苗を2023年に小学校に無償配布する計画を発表したことを受け、これを受け取ることがないよう、生活クラブグループ全体で運動しています。

 

信州・生活者ネットワークでは、生活クラブ長野単協と共に運動を進めています。

小学校は市町村の所管になるため、生活クラブの支部と連携を取りながら、市町村議員に働きかけて議会で質問してもらったり、請願・陳情を提出したり、市町村の教育委員会に対して要望書を提出したり、それぞれの現状に合わせた運動を繰り広げています。

 

その結果も自治体によってさまざまでしたが、「受け取る」という自治体はなく、

長野市など「慎重に検討する」という自治体もありましたが、おおむね「受け取らない」という感じだったでしょうか。

 

活動をする中で分かったのは、「ゲノム編集食品」について「知らない」という人が

とても多かったという事。

「知らなかった、教えてくれてありがとう」という議員や自治体職員などもおり、ゲノム編集食品を周知する意味でも、運動してよかった!!と実感しています。

 

生活クラブグループだけでなく、全国の様々な団体が運動をおこしています。

皆さまも是非、注視してみてください。

 

なんで、あかんのん??(なぜ、いけないの?)という方、

こちらをご覧ください。

生活クラブ「ゲノム編集学習会を開催」

 

OKシードプロジェクト「ゲノム編集トマトを受け取らないで!」

 

 

300万円目標に対し、

7/22 現在の達成率は84.2パーセント。終了まであと4日です。

皆さまご協力ください。

リターンなしで目標未達成でも寄付額は避難民への支援に充てられるそうです。

 

経済的にも苦しい昨今の現状を考えると、個人での寄付となると躊躇されるのですが、活動資金から寄付できることに感謝です。

信州・生活者ネットワークは、代理人として議員活動をしている議員からの寄付を主な活動資金としています。

(議員の寄付というと、違法では?と心配してくださる方も多いのですが、自身が代表を務める資金管理団体を通した寄付をしており、問題のない形になっておりますのでご安心ください)

 

皆さんの一票によって得た議席、その権利を大切に使わせていただいております。

 

 

長野県知事選挙も公示されましたね。

投票、行きましょう。

私は期日前投票の予定です。

 

余談

「きじつまえ」なのか「きじつぜん」なのか気になりますよね。

法令用語では「ぜん」が正解らしいのですが、聞き取りやすさを優先し、ラジオテレビでは「まえ」を採用しているそうです。いつも気持ち悪さを感じていたのでちょっとすっきりしました。

誰かに指摘されたらこのように答えることにしましょう(信州・生活者ネットワーク 山岸綾子)

 

 


選挙割!!

生活クラブ生協でお世話になっている生産者さんも、投票率アップのための工夫を
されているとニュースで見て嬉しくなっております。
東京在住であれば、絶対に行きたいっ。

今回の参院選では、信州ネットとして、推薦すること候補者はおりませんが、会員一同、一生懸命考えて投票します。

投票しないという意思表示よりも、
投票する意思表示を、多くの方に選択してほしい。

長野限定、TVでお馴染みのあの方の圧勝では?と思われた今回の長野選挙区ですが何やら雲行きが???
結果は開票が終わるまでわからない。

あなたの1票が、私の1票が、未来を変える。




かも知れない。




比例区も、どの党に投票するのか、個人名を書くのか、大いに悩みながら、投票日を迎えたいと思います。

信州・生活者ネットワーク 事務局 山岸綾子


信州・生活者ネットワークだより 2022 4.17号 より

記事を抜粋してお届けいたします。

 

避難について考える

 2019年、令和元年台風19号災害では「本当に100年に一度なの?」「気象変動ってこういうこと?」と感じた方も多いと思います。当時、福祉避難所がうまく機能しなかったと報道を目にしましたが、機能以前にそういう仕組みがある事を初めて知った方のほうが多かったのでは?

 こういった実情を踏まえ、信州ネットで調査を進めてきましたので報告いたします。皆さんが避難について真剣に考えるきっかけとし、参考となれば幸いです。

 

自主避難の体験記

 2021年8月14日(土)前日から降り続いていた雨が朝から強くなり、奈良井川の水が増水していました。川の堤防がえぐられ、20メートル先で堤防のアカシアの木がどんどん流されていく様子を目の当たりにしました。町内会長、公民館長、防災委員の判断により地区で自主避難することになりました。決定は午後1時、午後5時過ぎには町内公民館へ避難。この時点では松本市からの避難指示はでていませんでした。奈良井川は「長野県」の管理で「市」ではないため、細かな情報が松本市に届くのが遅く、連携の難しさを感じました。あくまでも地区の自主避難ではありましたが、市職員が防災用の水、毛布など届けてくださいました。松本市から避難勧告が出されたのは、翌15日午前6時でした。

災害発生時、行政で判断し早期に避難指示を出すこと、こと局所的な災害においては特に難しいのだと実感しました。(松本市 M・I)

 

福祉避難所の聞き取り調査 

福祉避難所=特に配慮を必要とする方のために2次的に開設する避難所

◆令和元年台風19号災害時、福祉避難所で直接、長野市職員へ聞き取りを行いました。

・発生から5日後、避難所で必要性が認められた為、福祉避難所が開設された。利用者は5名

・日中はもともと利用していたデイサービスを利用。避難所でのヘルパーの利用も可能。

・食事は3食弁当で、汁物は自衛隊の炊き出しのもの。車のある人は外食もしていた。

※少し移動すれば一般の生活ができている災害の範囲であった。

・職員配置は3交代制で、日中は福祉課職員2名、介護福祉士協会から2名。夜間は福祉課職員2名、鹿児島の団体から2名であったが、職員が介護する必要はなかった。

・情報や娯楽としてテレビがあるとよい ※福祉避難所には無かった

・介護が必要な人は施設への入所で対応。障がいのある人は、普段からつながりのあるグループホームやショートステイを利用。普段からのつながりがない人への支援は難しい。

・聴覚障がい者は【デフネットながの】という団体が支援。(連絡すると来てくれるし、避難所を廻って支援している)

・入浴の介助は介護福祉士協会が支援。

・障がい者や要介護者については、保健師、福祉課などがそれぞれ状況を把握しているが、情報共有がいきわたってるとは言えない。

⇒災害時の聞き取りは、議員だからこそ出来たことです。一般の避難所でも聞き取りを行い、即時に対応できることを中心に、議会で提言いたしました。

(代理人=長野市議会議員:小林史子)

 

わたしの自治体はどうなっているの? ネットのある3市の調査結果です。

【2021年5月、災害対策基本法が改正され、個別避難計画策定が市町村の努力義務となりました】

 

岡谷市 福祉避難所 11施設(土砂災害警戒区域内にある施設5 浸水想定区域内にある施設1)

「介護3~5及び障がい者1~2級」の方々を、各区の民生委員を通して「避難行動要支援者登録」しており、危機管理課と社会福祉課が連携して支援を行っている。

 

◆2021年8月大雨災害における福祉避難所の利用状況  8月14日~8月20日 

2施設、3世帯(5名)で利用 事前に市に電話連絡があり、市と避難所で調整後直接入所

一般避難は3か所で68世帯165人の避難があったが、各区とつながる地域連絡員(市職員)を設置しスムーズな避難が出来るようにしている。今回の災害では、不足していた段ボールベッドを他自治体から送ってもらい対応。(現在は十分備蓄済み)近隣6市町村との相互応援協定締結。

◆市の防災ガイドを刷新し、各区で住民説明会を開催予定だったが、新型コロナの影響で開催できず。災害後、危険区域の住人にアンケート調査を行ったが、自ら避難する意識は非常に低かったので、出来るだけ早く説明会を開きたい。

 

長野市 福祉避難所の担当課は福祉政策課

・これまで地域でつくっていた個別の避難計画は、市が5年かけて作ることになった。

・要配慮者は市全体で3万8千人。毎年1000人くらいずつ増える見込み。

・「私の避難計画」の作成はケアマネに委託

・福祉避難所に指定されている事業所はあるが、実際の開設は難しい。

◆課題と対応策

①   一般の避難所で生活することが困難な要支援者は施設への緊急入所を行ったため、福祉避難所の利用は高齢者のみとなった。様々な要支援者を受け入れるには専門的スタッフや機材が必要。

⇒専門スタッフのいる民間福祉施設や福祉関係団体との協定等を一層進める。

②   家族や友人と離れる不安などがあり、積極的に福祉避難所を利用したいという要配慮者が少なかった。⇒「長野市避難所運営マニュアル」に、「一般の避難所に福祉スペースを確保すること。同時にホテルなども利用する。」と記載。

③   医療や介護の専属スタッフを手配する準備が出来ていなかった。⇒令和4年度「長野市地域防災計画」の見直しに合わせて、マニュアルの検討行う。

④   福祉用具の準備が出来ていなかった。⇒福祉用具の備蓄もしていく。福祉避難所開設時には、運営スタッフに現金を預け、必要な物品を購入できるようにする。

 

松本市 防災対策は「危機管理課」、避難行動要支援者名簿の管理は「福祉政策課」、見守り安心ネットワークは「松本市社会福祉協議会」福祉避難所は「福祉政策課」

◆災害発生直後は指定避難所⇒保健師によるスクリーニングに基づき、市と提携している福祉避難所に移送。災害時の福祉施設として「高齢者福祉施設」「障がい者福祉施設」「市外施設」合わせて70ヶ所を福祉施設として指定。「災害発生後3日目をめどに開設を基本とする」となっており、その間、自宅又は避難場所での対応となる

 

 これで本当に機能するの???

 皆さんお気づきですね・・・

 

じゃあ、どうすればいいの?

 行政の方も「専門職が参画しても、要支援者と避難支援者とのマッチングが困難な場合がある」

「福祉避難所は2次避難所なので、直接避難はできない」「福祉避難所として協定を結んでいても災害時に福祉避難所となるということではない」とおっしゃられています。

そしてこうも・・・「本人が居心地の良いところ、どこに避難したいかなんです。学校?放課後デイ?ホテル?知人宅? それを一緒に考えていきたいんです」

そう!!!!それを考えることが「わたしの避難計画」なんです。

お家に配慮を必要とする人がいなくても、いざという時に【どうするか?どうしたいか!】

決めておきましょう。下の票は一例です。「マイ・タイムライン」で検索すると、⇒国土交通省や⇒県のものもヒットしますので、使いやすそうなものを選んで作成してみませんか?

【行政は何もしてくれない】という考え方ではなく、いざという時に【どういうことをやってもらう必要があるのか】を考え、その為に積極的に準備をしておきましょう。

 

一例です。

 ⇒横浜市のもの     別に⇒わかりやすい版もあります。

 

長野市福祉政策課のもの

まずは、ハザードマップを確認し、どこに避難するかを決める所から!水害と地震では避難所が変わる場合もあるので要確認です。

台風19号災害では、私の最寄りの避難所は床上浸水しました。ハザードマップにも ×水害 〇地震と記載されておりました。確認しておいてよかった。ホテルや親戚のお家などに避難された方も多かったです。(報告者:山岸綾子)

2月5日、総会を開催しました。

コロナ感染の心配も、雪の心配もない ZOOM開催でした。汗うさぎ

 

今年度は、

311甲状腺がん子ども支援ネットワークによる

「311子ども甲状腺がん裁判」を支援してください!に、

10万円、クラウドファンディングすることを決めましたうさぎのぬいぐるみ

 

目標金額は1000万円 訴訟費用および活動費用3000万円の一部にあてるそうです。

締め切りは3月11日。1000円から支援ができ、リターンはどのコースも訴訟報告とお礼状です。

支援の輪を拡げたいとおもいます。皆さんも是非、ご協力ください。愛

こちら   

 

また、一般社団法人 市民セクタ―政策機構の季刊【社会運動】445号の

特集:代理人運動と生活クラブー民主主義を終わらせない の活動ルポとして、

信州・生活者ネットワークの活動も取り上げていただきましたのでご紹介します。

こちら

 

さらに、全国市民政治ネットワークの、2007年からの活動の詳細をまとめた冊子

「ローカルパーティーで政治を変えよう!VOL2」も発行されました。

信州・生活者ネットワークからは3名が寄稿しておりますのでこちらもご紹介いたします。

こちら

 

2022年初めての投稿は、ご紹介ばかりでした。