前の記事▶︎【病気で辛かった時】で、
24歳になるまで
誰一人にも言えなかったって
書いたけど、
たった一人、高校時代に
友達に話したことがありました!
って言ってもちゃんと話したわけではなく、
ハプニングが起きて、
もう「言う」しか無くなってしまって、
高校の時の仲良しの友達に
言ったことがありました。
高校の合宿の時。
合宿の時って、何泊も泊まりだから、
いつもテープで付けているウィッグを
専用のボンドみたいなものでくっつけて行った。
付けている部分だけ、
あんまり髪を洗わないようにする。
とか、して。
取れかけたら、
トイレでそのボンドでくっつける。
みたいな。
それもすごいしんどい作業だった…
学生時代の合宿とか修学旅行は、
「どうか無事に終わりますように…!」って
毎回、挑むような気持ちで行ってたし、
もちろん楽しかったけど、
髪のことも気にして、
精神のすり減り方はハンパじゃなかったと思う
あの頃はよくできたもんだ。
で、その時は、
合宿の夜のお風呂あがりに、
トイレでボンド付けてたら
全然くっつかなくて
頭皮が濡れてて、
ペロペロ剥がれてしまう…!
トイレにずっとこもってたんだけど
全然上手くいかなくて。
あまりにも私がずっとトイレにいるから
友達が心配して来てくれて、
それから記憶が曖昧だけど、
もう終わった…。と思って、
たしか、トイレから出て泣き出しました。
友達もパニックだったと思う(◞‸◟)
それで、
何と説明したかあんまり覚えてないけど、
「自分は病気でこういう髪をつけてて…」と
その時のいっぱいいっぱいの説明して、
顧問の先生のところまで行って、
先生も病気のことは知ってたけど、
私も友達も泣いてるからパニックだった。笑
どーしていいかなんて、
そりゃわからないよな笑
それで、泣きながら親に電話して…
何話したかも覚えてない…
ただ泣いて話し。
色々してるうちに頭が乾いてきて、
さっきトイレで付けたボンドが乾いて
くっついてきて。
(トイレで焦りまくってたから、
ガビガビ、バリバリだったけど(´ཀ`) )
くっついていることで私はホッとして安心して、
精神的に落ち着いたので、
部屋に戻って寝ました。
たしか次の日はもう帰る日だったから、
「頼むから何も起こらずに1日過ぎてくれ…!」
みたいな祈るような気持ちだった。
友達には、
次の日も帰ってからも
何も伝えないままでした。
大好きな友達だったけど、
そんなことがあっても、私は話せなくて。
「脱毛症」という病気だってことも、
いつからとか、どういう病気なのかとか、
一切言わずでした。
というか、
そんなことがあっても、言えなかった。
だけどその子は次の日からも普通に、
何もなかったように友達として
仲良くしてくれました。
「最強にやさしい友達」と
「ただのクズ」です。笑
その友達は今も仲良しで、
私がSNSで「告白」した時に、
わざわざ手紙を書いてくれて。
病気のことは知っていたけど、
命に関わる病気なのかだけが気になってた。
これだけは絶対に言えるけど、
私はヒロを気持ち悪いとか思ったことは一度もないよ!
(T_T)
こんな愛され方をされていて、
ただただうれしい。( p_q)
当時はただただこわかったからな。
無礼だったけど、
自分の気持ちにも忠実だった。
ちゃんと自分で受け入れるまで、
「バレる」=「死」
くらいの感じだったと思う。
死のうと考えたことはないけど、
「バレる」「バレるかもしれない」って、
死にそうな出来事だった。
毎日が、生きるか死ぬかの、
心のサバイバル。
あの頃の精一杯だった私に
心からグッジョブです。👍
思い返せば告白後にも、
電話をくれた子がいたり、
LINEをくれた子がいたり、
それで距離を置かれたこともないし、
傷つくこと言われたこともない。
やさしい出来事しかなかった。
私が、私だからだよ。と、
みんなが伝えてくれている。