回転寿司でいたずらをし、その動画をSNSにアップするヤツがいるというニュースがあった。
レーンを回っている寿司に大量のワサビをのせたり、自分の注文品でないものを勝手に食べたり・・・。
それを面白おかしく、自慢そうに公表する思慮の無さにあきれる。
道徳心を持ち合わせていないのか。
逆に自分がされたら・・・とは思わないのだろうか。
我が家でよく行く回転寿司は、レーンを回っている寿司はあるが、注文品は直接手渡してくれるので、今回のようないたずらの心配はない。
回転寿司と言えば、たいてい一皿に2貫だが、その店は例えばウニや中トロなどの高級品は一皿に1貫なのだ。
それが「1貫勝負」という名目でメニューに載っている。
「勝負」の意味は分からないが、こちらとしては2貫のほうがありがたい。
しかし、2貫であまりに高ければ、やはり手が出ない。
店側としては、そのあたりを考えて、ほかの商品と値段バランスをとっているのだろう。
1貫と言えば、いま愛知県の塾業界で話題にのぼっているのが、公立中高一貫校である。
2025年4月に、刈谷・半田・明和・津島の4つの高校が中高一貫校になる。
だから、今の小学4年生が初めての受験生となる。
その翌年、豊田西・西尾・時習館高校にも導入される。
公立中高一貫校を受験するには、小学校で習う全範囲を小学5年で終えておくのが理想的である。
それと並行して、適性検査対策も怠ることができない。
適性検査とは、算数と理科、国語と社会の融合問題で、表現力(記述力)も問われる。
少なくとも、小学6年の夏以降は、この適性検査対策に専念する勢いで勉強を進めたほうがよい。
公立中高一貫校に入学できるとどんないいことがあるのか。
まずは、高校受験がないということ。
受験勉強は足踏み状態になるので、それがなければ、どんどん先に進める。
だから、中学生で高校内容を勉強でき、高校3年あるいはもっと前から1年間以上大学受験のためだけの勉強をすることが可能になる。
次に、公立中高一貫校は探究学習を取り入れているということ。
探究学習とは、いろいろな問題点を自分で見つけ、それを調べ、皆で話し合い、解決に導く能力を養成する学習である。
細かいテーマなどは高校ごとに特色があるが、社会に出た時のリーダー養成コースと考えられる。
卒業生がどんな大学に進学し、将来どんな活躍をするか楽しみである。
探究学習は、ふつうの小・中学校でも行われている。
調べたり、話し合ったり、発表したりすることが、授業の中で行われる。
しかし、探究学習は、耳ざわりはいいが弊害もある。
探究学習を取り入れると、勉強の得意な子はますます得意になり、勉強が苦手な子は苦手なまま、と言われている。
つまりは、探究学習の時間が基本の学習時間を削るということか。
公立中高一貫校に合格できるほど優秀なら、探究学習でますます伸びる可能性があるが、むやみやたらに取り入れればいいものではないのかもしれない。
公立中高一貫校に行くのも人生、ふつうの中学に進学するのも人生。
勉強が得意な子がいれば、苦手な子がいるのも世の中。
勉強が苦手でも、芸術などの得意分野で勝負するとか、手に職をつけるとか、いろいろ道はある。
そういった道を見つけられない、思慮の無い、不道徳なヤツが回転寿司でいたずらするのかもしれない。
実は大切な小5算数→https://www.sinsuku.jp
レンヤ「今日は何を探究する?」
ブンタ「モンテ兄さんにも相談しよう」
モンテ「勝手にやってくれ、オイラは寝る」