この毎日新聞の記事ですが、限定記事なので全文は読めないですが、読める範囲で読んで、ひどいなと思いました。
この記事に出てくる視覚障害者の方はスマホで万博のIDを作るのも難しいとおっしゃってますが、僕はID登録できましたよ。僕は全盲ではないですけど、スマホはボイスオーバーというスクリーンリーダーで使っていて画面表示はバッテリー節約とのぞき見防止の目的から表示させてません。つまりは、全盲の方と条件は同じです。それでも、ID登録できました。
僕はiPhone
とandroid両方持っています。まず、iPhoneでID登録しました。これはほぼ問題なくできました。注意点としては利用規約の同意です。ウインドウに表示される規約を下までスクロールさせないと規約同意のチェックボックスが有効にならずチェックできないんですね。でも、スクロールさせて規約を読んだらチェックして同意し次に進めます。
あとは、名前のフリガナが全角カタカナだということぐらいでしょうか。
Androidでは、この利用規約の同意がちょっと苦戦しました。Talkbackでは、上手く規約ウインドウをスクロールできなかったので、画面を指一本でなぞって画面の配置を把握した上で、Talkbackをいったんオフにして、規約ウインドウのあたりを上にスワイプを何度かしてから、再びTalkbackをオンにしました。このやり方を2・3回したら上手くいったようで、チェックボックスが有効になり次に進めるようになりました。すでにiPhoneでIDを取得してたので、Androidではこれ以上しなかったですが、おそらくこの後は問題なくできると思います。
何が言いたいかといえば、この記事の方がスマホでIDを取れなかったのは、視覚障害のせいではなく、デジタルに弱いのが原因です。それは、障害の有無にかかわらず健常者であってもデジタルが苦手な人はスマホでID取れないでしょう。
だから、これで、視覚障害者を排除とか、それは違うでしょ!ってことです。
でも、この記事を読んだ人の多くは、多様性を謡っておきながら、視覚障害者を排除なんてひどいって思われるんじゃないですか?そんなひどいイベントには行きたくないとまで思う人も出てくるかもしれません。
2週間ぐらい前にYouTube動画だったと思うのですが、大阪関西万博のボランティアスタッフについてのお話を聞きました。
そこでは、ボランティアさんに対しての指導として
「障害者の方に対して、見守りをお願いします。ただし、視覚障害者は見守られていてもそれに気づけないので、白杖を見つけたら、何かお困りごとはないですか?など積極的に声かけをお願いします。ただ、白杖を持たない弱視の方もいらっしゃるので、ボランティア中はなるべくスタッフがいることがわかるよう声出しをするようお願いします。」と要請しているそうです。
さらに、今回の万博では 万博で初めて会場内にも点字ブロックが設置されるそうです。今までは、駅からゲートまではあったそうですが、会場内は初めてで、しかもスマホで読み取って音声ガイドが聞けるQRコードなどもあるそうです。
これでも視覚障害者は排除されているんでしょうか?
確かに、コンビニや旅行代理店で障害者割引チケットを買えないというのは問題です。これは、すぐにでも改善すべきだと思います。
でも、だからといって排除されているというのは あまりにも飛躍しすぎですし、この時期にこういう記事は、万博に対するネガティブキャンペーンとしか思えません。
なぜ、そこまでして、ネガキャンをするのでしょうか?
この記事を読んで、自分でやってみないで、あきらめる人も、誤解して万博が嫌いになる人も出てくるかもしれません。
万博反対、維新嫌いにしても、やり方が汚すぎますよ 毎日新聞さん!
きっとこれからも いろんなメディアで、ネガキャンが垂れ流されるでしょう。東京五輪の時もでした。
そんなんに負けず、がんばれ日本です。
たくさんのお金と時間と人が関わってて、失敗させてどうすんの?それこそ日本が落ちぶれていくだけ。反対なら開催決定までに反対運動起こして潰さなきゃ。ここまで着たらみんなで成功させなきゃ。
と僕は思います。