詩人の萩原朔太郎に「猫町」という有名な幻想小説がある。
主人公が散歩の途中、まちがえて不思議な猫町に迷い込
んでしまうという小説だ。
そこでは猫たちがまるで人間のように暮している。
「猫、猫、猫、猫、猫、猫、猫。どこを見ても猫ばかりだ。そ
して家々の窓口からは、髭の生えた猫の顔が、額縁の中
の絵のようにして、大きく浮き出して現れていた」
「猫町」は江戸川乱歩を初めとして多くの作家や評論家たち
に絶賛された。
そればかりでなく、今日にいたるまで水木しげるなどのマンガ
家やアーチストたちにも影響を与えた。それは典型的な異界
幻想だから、作家の空想力を刺激してやまないのだ。
猫が人間のように暮す猫町。。。。。そこなら加齢臭を異常に
恐れる猫の一匹や二匹いたって不思議ではない。
そしてわがニャア帝國にも。

