第138回横浜認知行動療法研究会を終えて | リスタ・カウンセリング・ルームのブログ

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今回の研究会は、私、千田がスーパーバイザーとして参加している、SFM認知行動療法研究会で発表いただいた症例のうち2症例を発表者の許可を取ったのちに当研究会のメンバーで検討させていただきました。

 

SFM認知行動療法研究会とは、千田が2015年から「静岡家庭医養成プログラム」という総合診療科医/家庭医を養成する機関の依頼で、医師をはじめコ・メディカルを対象に年に1回「認知行動療法の研修会」を行っています。

その中から生まれた医師のみで編成した研究会が「SFM認知行動療法研究会」です。

ちなみにSFMとは、静岡家庭医養成プログラムの略です。

なので、正式名称は「静岡家庭医養成プログラム/認知行動療法研究会」という長ったらしい名前です。

これまたどうでもいい話ですが、現在は「SFM/CBT研究会」と呼んでおります。

 

 

さて、今回の当研究会は、発表者に許可をいただくために参加者は、医師、看護師、公認心理師(臨床心理士)のみとさせていただきました。

大体、いつものメンバーだったのですが、大学の助教になってから3年ぶりに参加いただいた方もおり、大いに盛り上がりました。

 

症例については詳しくは申せませんが「摂食障害で子供を望んでいるセックスレス夫婦」と「適応障害で休職し職場復帰できずに退職に至った」2ケースです。

研究会では、

・上記のケースをどのように認知行動療法で進めるか。

・ケースでは認知行動療法を用いているが、どのタイミングでまた、どのような技法を用いて進めるといい 

 かなども検討してみました。

 いろいろな意見が出て活発な討論ができ、今回は本当に時間がたつのがあっという間でした。

・セックスレスのケースでは、認知行動療法に加えて、夫婦関係にはシステム・アプローチまたは夫婦認

 知行動療法、セックスレスにはセックスセラピーを加えることで、解決に持っていけるのではないかとい

 うことも検討されました。

 

 

今回は、参加いただいた方々も満足していただけたのではないかと考えております。

千田もこれだけ活発な討論は、久しくなかったように思います。

続けられる限り「横浜認知行動療法研究会」を行っていきたいと思います。

 

 

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千田 恵吾