毎月一度の開催を基本に14年間そして、まだ続けている横浜認知行動療法研究会を終えて。
今回の参加者は、医師、臨床心理士、看護師、教諭等の7名が参加されました。
テーマは、私(千田)が強迫性障害の方に対してメタ認知療法を用いた症例を発表させていただきました。
まずは、メタ認知療法はどのように進められるのかのお話をさせていただき、次に症例を発表する形で行わせていただきました。
その後、討論では強迫性障害に限らず、他の疾患でも進め方に間違いなくまた、認知が主なる問題である方に対しては、メタ認知療法は従来の認知行動療法よりも短期で終えることができる方法の一つであるということが認識されました。
研究会後半は、いつものことではありますが、それぞれの抱えている問題や最近気になる治療方法などの話となり、今回は、私が言い出したことですが、慢性疲労症候群と認知科学の取り入れについての話で盛り上がりました。
慢性疲労症候群/筋麻痺性脳脊髄炎については、米国CDCが認知行動療法と段階的運動療法の推奨を削除されてしまったために、何がいいのかという討論になっていきました。
ただ、認知行動療法が有効に働く方もいるし悪化する方もいるということで、どのような方に認知行動療法や段階的運動療法を勧めるのがいいのかということもみんなで話し合いをいたしました。
私は、心理師でもあり、鍼灸師でもあるので慢性疲労症候群/筋麻痺性脳脊髄炎に対しては、認知行動療法や鍼治療の効果や治療作用の面からも意見を述べさせていただきました。
症例検討だけで終わる日もあれば、今回のように症例検討プラスその時に議題を提供いただいたことの討論会といったように、参加者がとってもまじめだけど自由に発することができる会でもあります。
ちなみに、次回は4月29日(日)午後2時~
興味がおありの方は、まずはホームページでご確認ください。
横浜認知行動療法研究会のページは
http://www.y-sinrisoudan.ne.jp/cognitive-r.htm