今回はメンバーで家庭医の方が、身体表現性障害(線維筋痛症)の患者さんについて報告いただき、参加メンバーで検討を行う症例検討会であった。
参加メンバーは12名で医師、大学教授、臨床心理士、看護師、産業カウンセラー、鍼灸師と様々な職種の方にご参加いただけました。
ただ、私の小さな相談室では12名入るとちっと窮屈であったが、討論の方は活発に行われた。
うつ病や不安障害、パーソナリティー障害、統合失調症など精神疾患はもちろんのこと、子どもの問題行動や夫婦・家族関係また、最近は身体疾患の種類によっては認知行動療法が有効であるというエビデンスも発表されており、本当に様々な職種の方が認知行動療法を学び使えるようになることで、患者さんやクライエントがお困りの症状や問題の解決のために、どこでも認知行動療法が受けられるようなればいいなと思っております。
さて、今回は医師による発表で討論をさせていただきましたが、討論を聞いていて、職種が違えば捉え方も違うんだ「ホォ―そういう視点でも見ることができるんだ」とか2人から3人が賛同しているのを聞いて「ちょっとその認知の変容のやり方には無理がないかな」などなど、検討会をすると様々な意見が出るために私の思考も柔軟になります。
研究会は臨床家や大学院生の方で認知行動療法をワークショップやセミナーなどで学んだ後も継続して勉強を行いたいと思っている方のために行っております。
ご興味をお持ちの方は、以下のホームページをご参照ください。
http://www.y-sinrisoudan.ne.jp/cognitive-r.htm