今日は、瞑想をしていて霊動で体が跳ねるのですが、下が硬くて膝に負担がかかり過ぎたようです。なので、ひざの痛みで鍼灸院に行きました。それで、あらすじだけです。

 

 

 

 六郎が残していった亀に愛ちゃんは可愛さを感じていた。眠っている梅吉の隣に亀を持って行って見せた。梅吉は目を覚まし、愛ちゃんと亀の写真を撮ることにした。彼は無理をしている。カメラに向かって笑う愛ちゃんはとても可愛かった。
 物置でスズ子は、梅吉が撮った水着姿の女子の写真を見つけた。彼女はショックを受け、松吉に梅吉の行動を問い詰めた。
 松吉は、怪しい写真ではないと言い訳をした。松吉の奥さんが、「梅吉さんは写真を撮るのが上手で、女の子たちは喜んで撮ってもらっていたのよ」とフォローした。梅吉さんの写真は写真屋のウインドウに飾られて、時々男性客が買っていったと話した。スズ子も少し納得した。

 翌日には、梅吉の容態が悪化した。薬で痛みは和らいでいたが、危篤の兆しがある。
 夜になり、眠っている梅吉の隣で、スズ子は心の中を打ち明けた。「わて、ほんまわ血の繋がってないことを気にしてたんや。なんや不安になった時、本当のことを聞こうとしたんやけど、すぐに諦めて遠慮してたんや」と告白した。

 その言葉は眠っているはずの梅吉に届いた。彼は目を覚まして、
「遠慮せんかてええやないか。スズ子は、ワシとツヤちゃんのホンマの子やさかい。」と言った。スズ子は、

「そうやな。お父ちゃんとお母ちゃんの優しさはいつも沁みていた」と涙を流しながら感謝した。梅吉は、深く息を吸って、
「そうやな、1番優しかったのはスズ子や。なんも気づかんふりして、わしらに親をさせてくれてたんやな。そやさかい、ワシら夫婦はスズ子と魂でつながっているんや。ワシはそう思とるで」と言った。
 梅吉は何か歌って欲しいとスズ子に頼んだ。スズ子は何がええ?と尋ねた。
 梅吉は、「とうちゃんブギウギ」がいいと答えた。

 スズ子は、いや、女優の趣里ちゃんは、一瞬、「ハヘッ???」と戸惑ったが、「アホ、なんやそれ?」と返した。

 これは私の深読みかもしれませんが、このシーンでの「とうちゃんブギウギ」というセリフは、ギバちゃんがアドリブで言ったのではないでしょうか。しかも、リハーサルなしで本番に挑んだのです。そして、監督は「カット」と言わなかった。なので、スズ子は演技を続けたというのが、現場の様子だったのかも知れません。
 アドリブの成り行きとして、もちろん、趣里ちゃんが「アホ。なんやそれ?」と突っ込むので、勇気を出したギバちゃんは、事前に考えていたように、東京ブギウギのメロディーに合わせて、さらにアドリブで、「父ちゃん、ブギウギ、父ちゃん、ウキウキ、父ちゃんズキズキワクワクー、海を渡って響くは、父ちゃんブギウギ」と歌ってみせました。監督はまだ「カット」と言わなかったのです。

 本来の台本では、ここで梅吉がリクエストする曲は、妻のツヤがよく歌っていた子守歌だったのではないでしょうか。そのような曲があったはずだ。そして、梅吉は「ツヤのところに行くわー」と言って、スズ子と一緒に子守歌を歌いながら、苦しむことなく旅立っていくという展開だったのだと思います。想像です。
 しかし、「カット」という声を覚悟して、ギバちゃんがアドリブを入れると、それに対して、趣里ちゃんは、一瞬戸惑いつつも芝居に応じた。
 趣里ちゃんは、ギバちゃんと息を合わせるようにして、初めて「父ちゃんブギウギ」を歌った。
 スズ子の心になって芝居をしていた趣里ちゃんは、ギバちゃんのアドリブがスズ子を超えて趣里ちゃん自身に響いてきたことに気づいた。

 それを感じ取った監督は、カットをかけずに芝居を続けさせた。カメラマンもチャンスを逃したくなかった。本気だった。
 趣里ちゃんはギバちゃんと一緒に「君も僕も楽しい父ちゃんブギウギ」と歌った。
 趣里ちゃんは、何か温かいものを感じて、芝居ではない本物の涙が出てきた。彼女は泣きながら笑っていた。趣里ちゃんは、一瞬、この朝ドラに出演して良かったと思った。
 以前、茨田りつ子と芝居をした時も、趣里ちゃんは、この朝ドラに出演してよかったと思ったことがあると思う。これが2回目だ。
 ギバちゃんはアドリブ作戦で大成功を収めました。本来は歌いながら死ぬ予定だったのに、彼は嬉しさがこみ上げてきて、元気に歌ってしまった。。。たぶん、梅吉は笑顔のまま最期を迎えたのでしょうね。
 この場面は新しいです。ギバちゃんは多くの側面に対して、アドリブ一つで素晴らしい仕事をしてくれました。視聴者は誰もアドリブとは気づかなかった?のでしょうね。
 編集は監督の手腕が光っていましたね。梅吉の元気だった頃の映像を巧みに織り込むうように変更したのかなぁ?ぴったりでしたね。みんなで良い作品を作ったという感じが伝わりました。
 趣里ちゃんは、とても優秀な仕事をしたので、一番喜んだに違いないでしょね。梅吉が歌いながら笑いながら死ぬなんて、世界でも類を見ないことだろうし、しかもそれが見事に決まったのだからね。こんなことは誰にも真似できない。このメンバーでしか制作出来なかったことでしょう。

 と思ったけど、最後の場面では、喪服姿のスズ子と梅吉とツヤと六郎が笑顔でいたよね。

 「お父ちゃんブギウギ」がアドリブだったのか、それとも台本通りだったのか?よくわからない。。。。

 まあ、いいや。どうでも。
 歌いながら死んで行くはずだった梅吉に、スズ子は抱きつき、「いややー」と泣き出した。

 ギバちゃんはアドリブが上手く行き過ぎて、喜びのあまりに笑いがこみあげて、死ぬことができなかった。???。

 

 今日は、瞑想をしていて霊動で体が跳ねるのですが、下が硬くて膝に負担がかかり過ぎたようです。なので、ひざの痛みで鍼灸院に行きました。それで、あらすじだけです。