今日は、買い物に出たので、時間がなくて、あらすじだけです。
スズ子との仲直りが出来そうにないので、梅吉は、下宿のお茶の間で寝ている。二人は戦闘中だ。口もきかない。
下宿の女将さんが気をもんで、スズ子にも、梅吉にも、話しかけるが、話は前に進まない。心の傷は深いようだ。
いずれにしても、梅吉がまともになるか、居なくなるかだけだね。でも、どちらも無理。あはは。
無理でも、一緒にいるのが家族だね。あははは。みな様、毎日、ご苦労様です。
気の休まるところがないので、スズ子は、羽鳥の家へ行った。
スズ子は、麻里さんと話をしながら、息子とスゴロクをして遊んだ。羽鳥は、楽団のメンバーが少なくなったので、色々と考えを駆使して、徹夜で編曲をしている。
同じ屋根の下に居て、やっていることがおかしくないと分かっていれば、家族かもね。そこが難しい。羽鳥と麻里ですら、世界観が違う。
羽鳥の作曲した「蘇州夜曲」は大ヒットだ。レコード会社の上層部も認めている。しかし、「湖畔の宿」はボツになった。曲調が女々しいという理由で、戦時下を考慮してのことだ。
羽鳥は、梅丸から手を引くように、レコード会社から勧められた。
このままではお客の入りが悪くて、どうしようもないから、スズ子は、舞台で「蘇州夜曲」を歌わせて下さいと、羽鳥に言った。しかし、羽鳥は、心から歌いたいと思う曲でないと、お客には伝わらないから同じことだ、諭した。
そして、ついに、梅丸楽劇団解散の日が来た。
辛島部長は泣きながら謝った。彼は、楽団員の行くところを探しますと言っている。しかし状況は厳しい。赤紙が待ってるだけだ。
スズ子もこれから先、どうしたらいいのか分からない。収入が途絶える。困ったね。大阪の風呂屋は、ゴンベイさんたちが営んでいるから、そこへ帰るわけにも行かない。
下宿に帰ったスズ子だったが、女将さんから、「大変だよ。梅吉さんが警察に捕まったってよ」と聞いた。
スズ子は、急いで警察所に行った。泣きっ面に蜂だ。
梅吉が出て来た。
彼は、いつものおでんの屋台で、客と喧嘩をしたようだ。スズ子が理由を聞いても、梅吉は「関係ないやろ」と、答えない。スズ子は、「なんやねんその言い草。心配かけて、迷惑かけて」と吐き出すと、梅吉は「頼んでない」と突き返した。
「ああ、そうかいなっ」と、スズ子は本当に頭に血が上って、スタスタと先に帰った。
まぁ、この流れだと、大体のことは分かるね。生き恥をさらしている梅吉が、いい年をこいて、喧嘩するほど怒るという事は、多分、スズ子の事をボロカスに言う奴がいたのだろうね。
梅吉自身がボロカスに言われても、「その通りや」と言うしかないからね。彼は自分自身が面倒くさいだけだから、自分の事なら喧嘩をする気にもならないだろう。
今日は、クズの梅吉が、それでも、スズ子の味方です。でも、することなすこと迷惑です、の一席でした。やれやれ。スズ子に言わせれば、仕事も親も、わてに、どないせいちゅうねん。ほんま、あかんで、しかし。
ちなみに、どうしようもないときは、動けないし、動いても仕方がないので、空気体瞑想をしましょう。
今日は買い物に行ったので、ここまでです。あらすじだけです。