聖書と仏教９３

聖書と仏教の意味するところ９３

聖書の詩篇第４０編
主よ、あなたのあわれみをわたしに惜しまず、
あなたのいつくしみとまこととをもって常にわたしをお守りくださ
い。
... 数えがたい災いがわたしを囲み、
わたしの不義がわたしに追い迫って、
物見ることができないまでになりました。
それはわたしの頭の毛よりも多く、
わたしの心は消えうせるばかりになりました。
主よ、みこころならばわたしをお救いください。
主よ、すみやかにわたしをお助け下さい。
わたしのいのちを奪おうと尋ね求める者どもを
ことごとく恥じあわせてください。
わたしのそこなわれることを願う者どもを
うしろに退かせ、恥を負わせて下さい。

コメント
聖書の救いを求める人たちの言葉は、なんでもいいから単純に助か
りたい、みたいなところがあるのでしょうか？？。
きっと、人間はそもそもあわれな存在なのでしょうね。
分かるよな気がします。
仏教でも、お釈迦様が悟られたとき、梵天様が現れて、「落ちて行
く人間が哀れだから、ブッダの悟りを示して、救ってやるように」
とお告げになったそうです。
やっぱり、哀れな存在なのでしょうね。
聖書も仏教もそう言っているのでしょうね。

（余談ですが、聖書では「救えなくなった」と書いてあることがあ
ります。仏教でも「いかんともしがたい」と書いてあることがあり
ます。神様仏様のあわれみを食いものにするのは、やめた方がいい
です。浄化されないといけませんね。）