川上新手の是非は・王位戦渡辺ー阿部健 | 将棋プチ研究

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 王位戦予選、渡辺ー阿部(健)が西日本新聞に掲載された。若干形は違うものの、7月の朝日オープンで世間を驚かせた「川上新手」が再登場。先手の対策を興味深く見た。

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朝日オープンの佐藤慎一ー川上岳男アマは1図から










▲35歩 △36歩 ▲同飛 △88角成 ▲同銀 △54角 ▲26飛 △36歩 ▲25桂 △57桂成 ▲同銀 △24歩 ▲46銀 △25歩 ▲同飛 △34桂 ▲57銀 △33桂(第2図)
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となり、先手がハマリ型になったのは記憶に新しい(結果は先手逆転勝ち)。第1図で▲66歩だと△86歩がうるさいといわれている。

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渡辺ー阿部健は第4図。第1図の前に△14歩▲77角の交換が入っている分、先手の手段が限定されている。阿部新人王もそこを見越して△65桂を決行したのではないだろうか。竜王の対策は

▲33角成 △同桂 ▲66歩 △25歩 ▲29飛 △57桂成 ▲同銀 △36歩 ▲25桂 △同桂 ▲同飛 △37歩成 ▲同金 △45桂 ▲46金 △57桂成 ▲同玉 △39角 ▲67玉 △57銀 ▲58歩(第5図)
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角を交換してから桂取りに突いたのが新手法。以下力強い受けで、後手の攻めを細くすることに成功した。第1図からでも先手が望めばこう進めることができる。ただ△25歩のところで△86歩と打つとどうなるのか、私には分からない。観戦記にも記載はなかった。今後、研究されることはあるのだろうか…

蛇足ながら、私が川上新手を指した際にこうやられて困ったことがある。第1図から

▲66歩 △86歩 ▲同歩 △同飛 ▲87歩 △76飛 ▲67金!△79飛成 ▲同角 △78銀 ▲68角(第3図)
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のちの一段飛車と▲95角のコンビが受けづらい。ほかにも2通りほど困る対策があったため、私は現在川上新手を使っていない。