結論からいえば,残業を減らそうと考えているうちは,残業はなかなか減らない。
時間外労働の一割カットを目標に掲げても,強化月間がすぎれば旧に復する。
こういう習慣性の問題は,抜本策を講じなければ歯止めにならないのである。
抜本策とは<抜本塞源>のこと。
災いのもとを根元から塞ぐという意味だ。
つまり,残業そのものを無くすると考えるのが,この場合の抜本策にほかならない。
「仕事に活かす<論理思考>」 本田 有明著 ちくま新書□ □ □ □
▼ 臭いモノ処理法
臭いモノがあったらどうするか?
フタをして隠す。
芳香剤の香りで誤魔化す。
臭わないフリをする。
みんな我慢してるから我慢しようと言う。
オレには関係ないと距離を取る。
・・・・・・
そんな枝葉や小手先で言い包め,抜本には目を瞑る。
われわれは,現実逃避の名人。
▼ 塞源するも実際は?
臭いモノを見つけ出し,容赦なく処分すればよい。
確かにそうだし,そうできればベストなのはわかる。
しかし,実際にやろうとするとまた話はややこしい。
あれやこれやと障害が立ち塞がる。
その臭うモノを誰が拾い上げるのか?
それを何に入れておくのか?
そしてどこに捨てるのか?
捨てるまでの責任は誰が持つのか?
その処分代は誰が払うのか?
・・・・・
そんな問題を作りだし,やろうという気を無くさせる。
われわれは,言い訳作りの名人。