『しのゼミ』 -3ページ目

『しのゼミ』

日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

▼ 最近よく見るんだが・・・

大きな通りがクロスする角っこにあり,広い駐車場完備なためけっこう流行っているコンビニで。

何をよく見るか?っていうと,そのお客様用駐車場をななめに突っ切るクルマがある。

その状況を説明すればこうだ。

前方の信号が赤。

なので,角っこのコンビニ駐車場を通って左折しちゃえ・・・

そうすれば,いちおう信号無視なワケでは無いし・・・

そんな「ショートカット」現場を,最近よく見かける。

まったく危ないったらありゃしない。



▼ そんなに急いでどうするの?

それは薄紅色の可愛いkカーだった。

可愛いのに似ず,かなりのスピードで,駐車場を突っ切って行く。

信号待ちしたとて,たかが30秒とか1分くらいのもんだろう。

それが,なぜ待てんのか?

しかも,コンビニの駐車場でなにか事故でも起こしたら,どうしてくれよう?

まったく,あったまに来るなァ・・・・・



▼ ハナミズキ ~ 一青窈

こういう頭にきた時は,この曲を聴くに限る。

ポッポッとした頭が自然に冷えて,いろんなモノにやさしくなれる。






▼ 長~い眼で見てみると・・・

この薄紅色のKカーって,別に自分の進路を妨害したワケではない。

ましてや,自分の今後の人生にとって,決定的な不利を与えたワケでもない。

長~い眼で見れば,それくらいのショートカット,取るに足りぬちっぽけなコト。

長~い眼を持って,譲って譲られ,見守って見守られ。

そうすることで,我慢が血となり,辛抱が肉となり。

・・・そんな人生っていいなって思えてくる。


♭~どうぞ行きなさい
  お先に行きなさい

  僕の我慢がいつか実を結び
   果てない波がちゃんと
   止まりますように

  キミと好きな人が
   百年続きますように~♭




▼ 何の事情か慮ってみると・・・

たとえば,家にドロボウが入ってたり,今まさに放火されようとしてたり・・・・・。

あるいは,一億円の宝くじが当たりました,アナタに!ってヒトとか,相武紗季ちゃんと新垣結衣ちゃんの二人組なんかが,今まさに自分の実家に来てるとか・・・・・。

ひょっとして,そんなメッチャ急ぐべき何かをお持ちなのかも???

ひょっとして,コンビニの駐車場を突っ切るのが,マナー違反ってこと,ご存知ないのかも???

急ぎたいヒトがいて,急ぎたくないボクがいる。

それだけやないの?


♭~待たなくてもいいよ
  知らなくてもいいよ

  薄紅色の可愛い君のね
   果てない夢がちゃんと
   終わりますように

  キミと好きな人が
   百年続きますように~♭



▼ けどな。。。。。

そのまんまやと,一年持たへんと思うで!

エエ加減にしときっ,薄紅色のKカーのどアホ!

まぁこんなくらいで許しといたるワ・・・・・ホンマにもう!

長男いっ君(中二)が珍しく勉強中。

百人一首を暗記している。

 富士の高嶺に雪は降りつつ・・・
 知るも知らぬも逢坂の関・・・
 待つとし聞かば今帰り来む・・・
 衣ほすてふ天の香具山・・・

繰り返し唱えているのは,あの懐かしいフレーズ。

っと言っても,自分はサボって暗記などしなかった(できなかった?)が,それでも有名どころの断片のいくつかは記憶に残っている。

どうせなら,こういうものはマジメに暗記しておくんだったなぁ・・・・・

遅まきながらそう思う。


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 花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせし間に


自分的には,やはり小野小町が好きだなぁ。

いつの間にやら,歳取っちゃったワ,という歌なんだろうが,とても想像をかきたてるというか行間の奥深さを感じる。

言葉の響き・テンポ等を含めて,彼女の歌には可憐な魅力がある。

叙情的っていうか,饒舌っていうか,言葉巧みっていうか,艶やかっていうか・・・・・

「絶世の美女」とか「恋多き女」伝説が生まれるのも,然も有りなんだ。

個人的には,小町って「妄想豊かな文学大好き少女,でも普通の子」という感じがしないでもないけど。


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しばらくモゴモゴ言って暗記に精を出すいっ君。

「我が衣手は 露にぬれつつ・・・我が衣手は 露にぬれつつ・・・あーメンドくさ」

早くも挫折気味?

「これって,我が衣手に 雪は降りつつ と,似すぎてんねん」

ハハハ,確かに。

「もーややこし過ぎるし・・・今日はこれでヤメヤメ」

どうやらまともに覚えたのが3首くらいで終了。

まぁボチボチ覚えてくれたらええワ。


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不思議なことだが自分の場合,百人一首,特に恋に関する和歌などを,学校の授業で習った記憶が無い。

まぁ「古文」の授業など,自分にとっては「一回休み」的な存在だったので,マジメに聴いてなかっただけかもしれん。

それにしても,いちおう多感な時期に,恋の話などをされたりすれば,ちょっとは興味もわくだろうに。

そんな記憶は無い。

これは多分なんだが,授業内容が文法やら枕詞やら活用形といった「受験対策」面に偏り過ぎてたのかもしれん。

教える側(古文の先生)としても,文法の解説は簡単だが,恋の歌を味わってその意味を解説するなんてやりにくいんだろうなぁ。

野暮だし,照れくさいし。

でも,なんかもったいないなぁ,こんな素晴らしいモノがあるというのに・・・・・


乳がん治療で有名な某抗がん剤が,この春から進行胃がんに対しても適応になりそうだ。

そんなニュースが,医療関係者の間で話題になっている。

この某抗がん剤とは,いわゆる分子標的治療薬。

HER2と呼ばれる細胞の受容体に特異的に結合する薬で,それによって抗腫瘍効果を惹起すると言われる。

今まではそれは乳がんに対して使われていたが,それが進行胃がんにも適応が拡大されるらしい。

まだ正式には決まっていないようだが,まぁ朗報だと言えよう。



それは,進行がんを患う患者さん及びその医療者側にとっては,治療の選択肢を増やすことになる。

下世話な話だが,その製造元である某製薬会社さんにとっても,それは営業的に少なからぬ利益をもたらす。

加えて,類似する新規薬剤の研究開発にも拍車がかかるだろう。

いいコトずくめだ。

しか~し。

このニュースに反応して,あろうことか,不平を洩らす少数派が居る。

それは,どこかの大学のがんもどき先生と,病理関係者かもしれん。



なぜ,病理関係者が朗報に不服を申し立てるのか?

それは,抗がん剤無効説を支持するからではなく,単に仕事が増えるからだ。

実は,この抗がん剤を投与するにあたり,事前に効果予測ができる。

つまり,この抗がん剤がこのがんに効くか効かんか?

それをある程度予測して,効くがんに対してだけ薬を使い,医療費の無駄を抑えている。

その効果予測には,がんの組織にHER2受容体がたくさんあることが分かれば良い。

そこで,病理の出番だ。

がんの組織において,病理でHER2の免疫染色を行う。

これで濃く染まってくれば,HER2がたくさんある=効くかもしれん,となる。

その免疫染色の評価は効果予測で重視されるため,サボるワケにはいかぬという事情がある。



つまりは,それだけ病理技師による薄切枚数が増え,病理医による免疫染色の評価枚数が増えるっちゅーことだ。

唯,増えるだけ。

唯,苦しくなるだけ。

そんなの,ちょっと我慢すればエエやんっちゅー話に聞こえるかもしれん。

しかし言わせてもらえば,これまでにもたくさん我慢してきたんだ!

大腸がんのKRASやEGFR,それに肺がんのEGFR・・・・・

ここのところ,分子標的薬関連の病理検査項目は毎年増えている。

いまどき,この地球上で,これだけ無節操にも右肩上がりを続けているのは,中国のGDPと分子標的薬くらいのもんじゃないか?

増えるたびに,「ハイ,協力しましょう」と我慢を重ねてきたんだ,オレたち病理は。

そこに持ってきて,胃がんのHER2と来たもんだ。

それは,まさにボディーブローがそこそこ有効になってきたところに,右のアッパーカットが炸裂するのに似る。

ダウン寸前。

もう勘弁してくれ~だ。



・・・っとは愚痴ってみたものの,自分を含めた病理関係者は,この世のすう勢に抗おうと云うワケでは無い。

ちゃんとやりますから,ご安心を。

唯,溢れる思いをこっそり吐露したかっただけ・・・ってことで。



お泊まり会二日目。

この日のスケジュールとしては,午前中はゲーム&卓球。

昼食は,季節外れもなんのその的な,BBQ。

BBQ後は再びゲーム&卓球。

どこまでも大衆娯楽を追及する,まったくアホらしいスケジュールだ。

エエ加減,ホストファミリーの役割がバカバカしくなってくる。

っで,この日の父の仕事は,BBQの火起こし&肉焼き係。

んなこと,自分たちでやれ!と言いたいところだ。

が,火遊びになったら埒も無し,けっきょく父が介入することになる。


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しかし,この日は残念ながらBBQ日和では無い。

雪がチラついている。

寒い。

風もメッチャ強い。

さ~っすがにこんな天候ときちゃあ,BBQ無しやろ。

家の中で鍋でもやったらええやん,その方が暖かいし。

そう勝手に決め込んで,午前中は布団の中でくつろぐ父。

しかし,そーは問屋がおろさない。

鍋却下!BBQ決行!と,いっ君の一言で決まる。

オイオイ,お前なぁ・・・

こんな寒い中,どこでどうやってBBQせえっちゅーねん?

それはまるで,夏の海水浴場でお餅を焼いてみかんを喰うようなもんだぞ。

お前,BBQに一体,なに求めてんねん?


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しょーがない・・・・・やれっちゅーなら,やったるワ!

っということで,BBQは車庫の中で強行することにする。

風が強いので,車庫のシャッターを閉める。

暗い。

電球をつけるが,暗すぎる。

明るくするために少しシャッターを開けると,今度は吹き込む風が冷たい。

そんな寒くて暗い中,BBQの火を起こす。

なんだかこの雰囲気,昔懐かしいキャンプファイヤーのようだ。

燃ーえろよ燃えろ~よ~

良い感じに,炭に火がつく。

半開きのシャッターから吹き込む風で,火の粉が飛び散りはじめる。

四方八方に舞う火の粉。

それは,どこに着火してもおかしくないし,いつボヤが起きても不思議でない勢いだ。

と言って,これを防ぐ有効な手立ても無い。

けっきょく,シャッター締め切りの完全密閉状態にすると,舞う火の粉も落ち着く。

しかし,この密室感というか閉塞感・・・・・

これじゃキャンプファイヤーではなく,お護摩祈祷の雰囲気だ。


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いよいよ肉を焼き始める。

見栄張ったシノ妻が買い込んだ,この地方特産高級牛肉5パック。

今となっては,アイツらに食わすにはもったいない気がするが。

それにしても,さ~っすがは高級肉だ。

柔らかい。

とろけるようだ。

食べなくてもウマいとわかるような感じ。

程なくして,腹をすかせた悪ガキ達がドヤドヤッと車庫にやって来る。

―― オー,ウマそー
―― いっただっきま~す
―― なんか暗いなぁ

高級肉は,真っ先に彼らがペロリと平らげてしまう。

肉焼き係に高級肉を残すような気遣いはない,一切れたりとも。

そうして散々飲み食いした揚句,悪ガキ達は再びゲーム&卓球へと戻って行く。


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暗い車庫に残された父には,BBQの後片付けが待っている。

燃え残った炭を消し炭にしたり,油のこびり付いたコンロと網を洗ったり,机などを片づけたり。

洗浄する水が冷たい。

運ぶ机は,準備した時に比べて重く感じる。

最後に残飯整理。

残念ながら,すでに肉は一切れとて残っていない。

ふにゃけた玉ねぎの串刺し,焦げめの目立つキャベツとカボチャ,それに何でこんなにあるねん?と思うくらいたくさんのシイタケ・・・・・

冷えたそれらは,まったくもってウマくない。

砂を噛むように,一人それらを食する父。


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こうした裏方の苦労に気付いているのかどうか知らぬが,無事いっ君主導のお泊まり会は終わる。

「あ~疲れた」と言ういっ君だが,それはこっちのセリフだ。

「アイツ等,メッチャ楽しんでたし,まぁ良かったわ」

それはなにより。

「じゃあ,また春休みにもお泊まり会,よろしく!」

もー,勘弁してくれ~~~

長男いっ君(中二)の悪友たちが遊びにやってきた。

お客さん4名+いっ君の男坊主たち総勢5名による,一泊二日のお泊まり会だ。

シノ家現住地にこんな大勢を泊める余裕は無いため,田舎のシノ実家に移動する。

ちなみに,お泊まり会のスケジュールは,いっ君が決める。

まぁ親が口を挟んでもどーもならんことばかりの年頃だ。

中二と言えば,エネルギーの塊。

アンコントローラブル・バイ・ザ・ペアレンツな不揃いのリンゴ達。

どうなることやら・・・・・


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お泊まり会スケジュールは,ゲーム組と卓球組に分かれてみんなでトコトン楽しもう・・・ってコトらしい。

まずは初日。

総勢5名を,室内にてサッカーゲームに興じる二人組と,その他は外で卓球をする二人とその審判一人に分ける。

ちなみに,シノ実家の田舎にはもらいモノの卓球台があって,それを庭に引っ張り出せば,そこそこ楽しめる。

このゲーム→卓球(たまに審判)→ゲーム→卓球(たまに審判)→ゲーム・・・を,延々とヘビー・ローテーションしていく。

こんなシンプル且つアホなスケジュールだ。

夕飯は,近くのモールへ出向いてラーメンを食べる。

その後,映画館で映画を観る予定だったが,「映画,つまんなくね?」と言い出す子が居て急遽キャンセル。

代わりに,隣接のスーパー銭湯へ行く。

家へ戻って,再びゲーム。

・・・・・

なんなんだ,コイツら?

ここまで大衆娯楽に浸れるもんなんだろうか?と呆れる。

はたして,この少年たちの姿は健全なんだろうか?


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夜中は卓球をすることができず,自然,みながゲームになる。

5名が集まってゲームになると,イヤでも盛り上がる。

それは分かるんだが,夜中は静かにしておいてもらわんと,ホストファミリー代表の自分としては困る。

実は,シノ実家の隣りのオヤジさんは,ちょっと問題ありなヒトだ。

普段は普通のおじさんだが,子供がワイワイギャーギャー騒いだりすると,「うるさい!」と文句を言ってくる。

少し神経質でこうるさいオッサン。

んなもん,子供がうるさいのなんて,当り前やん・・・って思うが,いちおう御近所付き合いという手前,無視するワケにもいかぬ。

シノ爺婆も,(隣りのおじさん夫婦には)子が居ないので,偏屈になるのもしゃーないなぁ~っと,少し気にしている。

なので,父の仕事として,夜中に騒がないように,厳重注意しておくことにする。

子供らの前で「実はなァ,隣りにはおっそろし~オッサンが住んではってなぁ・・・」と脅してみる。

「うるさくすると殴りこみに来られてえらいこっちゃってなるからな」

子供らは一瞬ひるんで静かになる。

「エエか,夜中はくれぐれも静かにな!」


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っで,その結果は?というと,想像通り。

注意した直後は少し静かだったが,そのうちどーでも良くなったかのようにうるさくなる。

そうして,夜中二時までゲームに興じている。

―― それあかんワ,アハハハ
―― ハハハ,それヤメって!
―― オイオイお前なぁ~アハハハハ

・・・あれだけ言ったのに。

騒ぎまくり。

効き目なし。

いい気なもんだ。

しょーがないので,父もそれに付き合って起きている。

騒ぐ声が隣りに聞こえないかとビクビクして,二時過ぎまで眠れない。