『しのゼミ』 -14ページ目

『しのゼミ』

日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

病院内の情報関係の会合にて。

門外漢やっちゅーのに,いちおう関係者なので同席を求められる。

その集まりでは,専門業者さんの間で,ちんぷんかんぷんなる議論が進んでいる。


― ・・・シキュアーをキープするために,エッチティーティーピーエスでの対応がどーしても必要になってきますね。

― 現時点では,ネット経由の140のポートとブイピーエヌ・ルーターを紐付けるのが最善かと。

― ファイヤーワォールに130のポートはすでに開いているという認識で良いですか?

― うちはそういう認識でいますけど,ファイヤーワォール内にバーチャルなネットワークを組んだ方が・・・・・。

― ん~,それはどうですかね。それをするとなると,ライセンス数も絡んできますし。

― ちょっと待ってください,そのアイディアでサーバーにアクセスさせるとすると,ポートフォワードでいけそうですよ。

― ナルホド・・・じゃあ細かい詰めが必要になりますけど,大体その方向性で行きましょうか,シノ先生?

― ・・・・・ハイ。


ちょっと返事のタイミングが遅れたが,なんとか乗り切れた。
朝のシノ家の食卓。

長女ちー(新小6)用の特製メニューがある。



その1)パン

通常の焼きたてで何も塗られて無い食パンが二つ。

そのパンの耳は,本人の希望できれいに除いてある。

まずは,そのパンにチョコクリームをたっぷりと乗せる。

た~~っぷりと,だ。

ちょうど消しゴム一個分ほどになろうほどのチョコの塊。

「オイオイ・・・・・出し過ぎやん」

次に,それをパンにバター用ナイフで満遍なく塗りつける。

すると,チョコの層はだいたい2mm程の厚さになる。

照り輝くほどに真っ黒に塗られたパンの表面には,地肌がのぞくような塗り残しは無い。

しばらくパンを傾けたら,“チョコ滴”がパンからしたたり落ちるかもしれん。

「オイオイ・・・・・付け過ぎやん」

いくらそう言ってもダメ。

髪をかけあげ,チョコを口元に付けないように,器用にかぶりつく。

うれしそうなちー。



その2)お餅

正月以外でも,ちーが大好きなため,なぜかお餅が普通に出てくる。

あとの皆は,お餅などスキ好んで普段は食べないのだが。

まず,お餅をレンジで温める。

そのお餅に,砂糖をこれでもかっ!てくらいかける。

やはり消しゴム一個分ほどになろうほどの砂糖の白い塊。

「オイオイ・・・・・かけ過ぎやん」

たっぷり盛った砂糖の上に,今度は醤油を満遍なくかける。

そのバランスは,砂糖が醤油に溶け切らないくらいの「甘め」に設定。

すると,黒い海に浮かんだお餅島に,褐色の通り雨が降りそそいだ格好になる。

次に,お餅島は器用に一口サイズに箸で千切られる。

小さくしたお餅には,黒い“海の幸”がそれはそれはた~っぷりと付けられる。

特製甘辛タレが,お餅から滴るほどになれば準備完了。

「オイオイ・・・・・付け過ぎ!」

いくらそう言っても聞く耳は無い。

止める間もなくパクリ。

満足そうなちー。

年度が明けた日の午前。
プルルルっと,忙しい時間帯に電話がかかってくる。

「・・・ハイハイ」
しょーがないのでメンドくさそうに出る自分。

「あ~もしもし,病院長の○○です」

チャラリ~~
電話の主は,なんとこの4月から新病院長になられる先生だった。
しまった,電話の出方,ぞんざい過ぎたワ・・・・・

「あっ,大変お世話になります,病理のシノです」
声の主によって変幻自在に変わる態度は,最近となってはお手の物だ。



「実は今年度の病院代表の○○委員なんですけどね」
新病院長がいきなりなんやねん!?って思ったら,なぁ~んや,某委員会委員の委嘱の話か。

「あっ,ハイ」
まぁ何かで貢献しんとアカンし,ここはひとつ,自分の好感度をアップさせておく必要もあるしな。

「申し訳ないけど,先生に頼めないかと思って・・・」
来たっ・・・

「ハイ,ええですけど」
間髪入れないこの切り返し,ポイントアップやな(フッ)。

「はぁ~よかった,実はM先生に断られちゃって」

チャラリ~~
皆に断られる程,その某委員会ってイヤな仕事なんだろーか?

「えっ?その委員会って,そんなに大変なんでしょーか?」
ちょっと勘弁してよ~。

「まぁほどほどです」
微妙なお言葉だ。

「そーですか」
それにもかかわらず,往生際よくして再びポイントアップっと。



「じゃ,忙しいところ申し訳ないけれど・・・」
それにしても,新委員予定者全員にわざわざ電話してるんやろか,大変やなぁ。

「ハイ,分かりました」
なんか,どぶ板選挙みたいやんっ。

「・・・シノ先生,よろしくお願いします」
清き一票,よろしく,みたいな。

「失礼します,わざわざすみません」
それにしてもびっくりするなぁ,ほんまにもー。


放っておいたら,
大変なことになっている我が病理部。

実は,
この年度替わりに技師さん一名が退職した。

そんなことなどとうの昔から分かっていたので,
抜かりなく昨年末には新規採用者の
公募→
面接→
内定
までこぎつけておく。

やれやれまぁこれで一安心・・・って思ってたところへ,
一寸先は闇的な事件が起こる。

なんと,
その採用内定者(新卒者)の卒業試験がうまくいかなかったらしい。

ってことは,
卒業ができないモノは留年となり,
学生を続けることになる。

ってことは,
当然の帰結として雇用対象から外れる。

結局,
ドタキャンの憂き目にあう。


世の中,
こういった想定外が起こるからおもしろい。



その煽りで,
新年度初めは実質的に一名減の体制で臨まなければならない。

皆,
うまく乗り越えられるのかどうか,
不安がっている。

「このままじゃ,今までの精度は保てません」

「どーしても,仕事の分担が偏ります」

主任さんの口から漏れる愚痴が,
自然と多くなる。

そんな不安定なる新年度初日,
「私,もーやめさせてもらいますワ」
と自分に言ってきた者,約一名。

それは,
定年後再雇用者であるB技師。

ちょっと待て待て待てー。

唯でさえ一名減なのに。

更に一名減とはなにごと?

いったいぜんたい,どーゆーことやねん!。

世の中,
嫌がらせの如く,
トラブルが重なるからおもしろい。
そーいえば,
先日の飲み会のことはあまり覚えていない。

まぁいつものことと,
みな呆れてるかもしれん。


そーいえば,
その居酒屋に傘を忘れた。

以前に他人の靴を履いてきてしまい,
迷惑をかけたことに比べれば,
まだマシか。


そーいえば,
ビール・オンリーなのに,
なんかメッチャ酔ってたようだ。

飲み放題だと途端に気合いが入るのは,
そろそろやめた方がいい。


そーいえば,
トイレに行く途中で,
よろけてブッ倒れたような気がする。

足を引っかけられたのではなく,
自分の右足が自分の左足に引っかかるという,
歩行における原始的初歩的なミスが原因だった。


そーいえば,
お開きの後は挨拶もせず,
一人で勝手に帰路についた気がする。

自宅まで歩いたら,
2時間はかかるからムリっちゅー場所なのに。


そーいえば,
帰宅方向が同じヒト達と一緒に,
わざわざ秘書さんが車で送ってくれるハズだった気がする。

今日の秘書さんは,
なぜか自分に近づいてこない。


そーいえば,
帰路には楽しく歌いながら,
ヒトもまばらな道路を歩いてたような気がする。

あんな時間だったし,
誰も聞いちゃいないだろう。


そーいえば,
自宅までのあまりの遠さに,
シノ妻に「迎えに来いコール」をしたような気がする。

「もしもし」って眠そうな声は聞こえたけど,
すぐに電話は切られたようだ。


そーいえば,
あきらめずに「迎えに来いコール」二回目にトライしたような気がする。

「おかけになった電話は,電波の届かない・・・」って,
シノ妻ではない女性が電話に出た記憶がある。


そーいえば,
タクシーに乗ったけど,
自宅の住所が正確に言えてなかったような気がする。

自宅から500メートルほど先で下されたようだ。



そーいえば,
そーいえば,
そーいえば・・・・・

いつものごとく自己嫌悪。