いっ君&父の家庭学習 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

新型フルの休校措置により中間テストが無くなった新中一の長男いっ君。

放っておいたら何もしないので,ここは上手に勉強へと誘ってやることが必要かもしれん。

っと言っても,父が役に立てることなどあまりない。

ヘタに口を出すと,かえって逆効果になる。

何かいい手はないか・・・と,いっ君部屋の机上を漁っていると,地理のプリントが置いてある。

世界の国名と首都名を暗記するプリント。

これなら,なんとかなるかも・・・・・



「ヒマ~~~」と,セイウチのようにソファーに寝転ぶいっ君。

「ほんならいっ君,地理の勉強しよか」と話しかける父。

「勉強には,口挟まんといてよ」と拒絶されるが,なんとか勉強部屋に連れ出すことに成功。

例の地理のプリントについて問うと,自分で調べて覚えるようにということらしい。

「なら,お父さんにも覚えさせてくれ」と,地理のプリント暗記を一緒にするように仕向ける。

まずは,何も見ないでプリントを埋めてみると,2割くらいしか埋まらないいっ君。

イギリスはわかる。

しかしイタリアやフランスがどこにあるかわからんらしい。

地理には興味がないので,ありったけの知識でこれくらいなのも無理からぬところか?

「イタリアはここや,見てみー,ブーツみたいな形してるやろ?」

「ブーツって何?」

・・・ダメだこりゃ。



次に,地図で調べてプリント空欄の国名と首都名を埋めてみる。

それを丸暗記するんだが,こういう暗記モノはクイズ形式で遊びながらやると覚えやすい。

「ならいっ君,20分でヨーロッパとアジアの国と首都を覚えよか?その後にテストやで~」

「問題に全部答えられたら,DVD一本ね」

・・・あくまでも目前のニンジンをはっきりさせるいっ君。

ところでクイズ形式で問うには,ある程度こちらも知っていなければならぬ。

特に東欧や元ソ連がややこしい。

初めて聞く地名もあるので,自分も丸暗記が必要になってくる。

ユーゴスラビアがあれへんし・・・しかも幾つに分かれてんねん・・・

リトアニアがビリニュス・・・か・・・ビリのニュースと・・・

スリランカは・・・スリじゃ,やー,悪だなぁっぷらこってぇ~・・・えらいこっちゃ~・・・



20分経過。

父もなんとか一通りは覚えてみる。

けれども,モンテネグロのボドゴリツァとかスロバキアのブラチスラバとかスロベニアのリュブリャナはなかなか覚えることができない。

それ以外はなんとかなるか。

「じゃ~問題や。マケドニアは?」

父は勇んで問うてみるが・・・・・



・・・いっ君はウトウト睡眠中。

「オイ!なんで寝てんねん!」

「・・・ハァ~・・・眠い」

「マケドニアは?覚えた?」

「え~っと・・・アテネ」

「ブーー!」

「なこと言われても知らんわ,そんな国」

「知らんから覚えるんやんか」

・・・結局,半分くらいしか覚えることができなかったいっ君。

父が地理の勉強を楽しんだに過ぎなかったのかもしれん。