▼ 自宅では・・・
件の新型インフルの影響にて,長男いっ君の通う中学校は休校中。
件の事情で休校中は自宅待機しなければならぬ。
加えて,この休校期間に中間テストの日程がちょうど重なっている。
入学後はじめての定期テストになるが,延期はせず“やむなく”中止と決まる。
学校の集団発生が発端という事情を鑑みると,已むを得ない対応と思えるが・・・・・
テスト中止が決まったいっ君はご機嫌だ。
「ラッキー!・・・たまにはエエことあるわ」と,勉強はもうそっちのけ。
いきなり近所の元・友人に電話して,バスケする約束を取り付けようとする。
「いっ君,そんなバスケなんてあかんに決まってるやろ!」と慌てて止める母。
「熱もあらへんし,新型インフルエンザなんて怖くないし」
「伝染ってるのがまだわからん潜伏期ってのがあるから,罹ってるかもしれんでしょ?」
「なんやねん,潜伏って」
「とにかく,休校中は外出禁止やからね」
「ハイ,ハイ」
母にキツク言われて,なんとか濃厚接触付きの遊びは思いとどまらせる。
が,「ヒマや~~なんもすることねーやん!」と不平不満タラタラないっ君。
「インフルエンザなんて流行らせて,メキシコは豚やし,迷惑やし!」と暴言を吐き続ける。
あまりの傍若無人ぶりに手を焼くシノ家。
▼ 外では・・・
しょうがないので,室内レジャー用にDVDをレンタルしに行く父。
子供のお使いで,なぜ自分がわざわざ出向かなきゃあかんのか・・・
レンタル店で要望の品を借り,自宅に帰ると,待ちきれないいっ君が自宅前でお待ちかねだ。
あれほど外出するなっ!ちゅーたのに・・・
とうとう,父もいっ君に対して声を荒げてしまう。
「おまえなぁ,外へ出るなっちゅーたやろ!」
「前で待ってただけやん!」
「そんでもあかん,言うこと聞けや!」
「これくらいならええやん!」
・・・「あかん」「ええやん」という,あまり意味のない押し問答。
そうしていると,そこへ近所の奥さんが通りかかる。
すると「あっ,こんにちは」と,元気且つさわやかに挨拶するいっ君。
なんやこいつ,急に優等生になりよって・・・・・
「あ~ら,いっ君。明日,うちの〇ースケと遊ぶ約束,どうするん?〇ースケは楽しみにしてたけど」
「ハイ,でも休校中なんで,自宅で待機しなあかんのです」
「そうやわね」
「ボク,潜伏してるかもしれんのです」
「元気やし,そんなことあれへんって思うけど」
「でもわからんので,〇ースケ君にはまた今度ってゆーといてください」
「じゃあ,また今度ね」
「ハイ,じゃあ失礼します,さよなら」
「さよなら,さすがいっ君やね,ウチの〇ースケに今の言葉,聞かせたいわ・・・」
いちおう件の事情は理解しているらしいいっ君。
それにしても,このイヨーに外面がいいのは,どういうこと・・・・・?