何でも冗長化 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

▼ 冗長とは?

とある情報システムのアンケートにて。

タダでさえ面倒な作業なのに,次のようなワケわからん質問項目があってイライラする。

「・・・回線故障時の対応について,他回線等による冗長化を実施していますか?」

はぁ~?

回線の冗長化???

なんやねん,それ?

広辞苑では「冗長=くだくだしく長いこと」とある。

だったらば,「回線の冗長化」とは一体どんな状態なのか?

回線の配線を意味なく無用に長くすること?(ホンマ意味無さそう)

回線が混線して,ワケわからんことをのべつ幕なしにしゃべりだすのか?(ある意味コワい)

回線容量が少ない?ため,ゆっくりのんびりしゃべり始めるのか?(ボイスチェンジャーかっ?)

一般ピープルにとっては,ワケわからん言葉だ。



▼ 「余剰」のことらしい

調べてみると,「冗長化 redundancy ~ システムに何らかの障害が発生した場合に対して,障害発生後でもシステムとしての機能を維持し続けられるように予備のシステムを数多くバックアップとして配置すること」とある(ウィキペディアなどより)。

たとえば,せっかく作った大事なデータ・ファイルを保存する場合。

PCに保存しておくのみでは,何が起こるか分からない。

突然PCがクラッシュしたり,ひょっとするとPCごと盗まれるかも・・・・・

なのでPC保存に加えて,外付けHDDやウェブ上のブリーフケースのようなサイトに情報を保存しておく。

こういった万が一の障害時にシステム稼働を保障する工夫・工面のこと。

畑違いのITや情報分野では頻出する用語らしい。

なんで「冗長化」なのか?

日本語古来の意味と随分ズレがあるような気がするが・・・・・

それはおそらく,redundancy(余剰・冗長)の日本語訳なんだろう。

その真偽のほどや日本語訳がうまいというかヘンというかは置いといて,この「冗長化」は突っ込みどころ満載だ。



▼ 例題1

「この春から,自分・アミ・テルの3人体制になった病理部。

今までは業務時間の拘束が長くて,正直言って風邪をひくこともできなかった。

一名増員となったこれからは,少し楽になるかもしれん。

これからも,病理部の人材的な冗長化をさらに進めて,病理診断の高精度化と病院の安定稼働に貢献していきたい」

・・・・・このように「システム」を「病理部人材」とすると,なんかかっこいいことを言っている気になる。



▼ 例題2

「紀○,冗長に耐えきれず離婚!

豪華披露宴や互いの収入差などから“格差婚”などと話題を集めたゴールデンカップルが,わずか2年で終焉を迎えた。

原因が夫側の配偶者の冗長化であると言われ,会見では「すべては僕の責任。彼女の心を傷つけ,申し訳ございません」と自身の非を認めて頭を下げた」

・・・・・こんなふうに「システム」を「結婚」に読み換えると,よくある浮気→離婚という三面記事見出しにも応用可?