若手技師Yさんは,西日本大検査部非常勤技師職を離れて就活中。
現在は非常勤技術補佐員などというややこしい職種で,要はパート助手さん。
何してるかって言うと,自分の研究を手伝ってもらっている。
そして空いた時間に,細胞診スクリーナー試験合格を目指して勉強中。
吉報は突然降ったようにやってくるもんだ。
突然,近隣の病院から電話がかかってきた。
病理技師さんの常勤ポストがついたので・・・という内容。
そうか・・・いよいよ来たか・・・
待ちに待った話をすぐに伝えてあげようと,嬉々として実験中のYさんを捕まえる。
「・・・・・っということで,よかったな」と吉報を伝えるも,「はぁ~」とつれない返事のYさん。
なんだか,あまりうれしそうではない。
急な話やし,実感が湧かんのかもしれん。
そんなことよりも,目の前の実験がうまくいっていないのか・・・・・
「んっ?・・・どうした?」と聞いてみる。
すると,「ありがたいお話しだと思いますが・・・」とか「とてもうれしいんですが・・・」とか。
なんとも歯切れが悪い答えばかり返ってくる。
「半年探したけど,こんな話はそうそうないぞ」と自分。
「そうですね・・・」
「お世話になるということで,返事するぞ」
そうまとめようとすると・・・・・
「すいません・・・・・お断りして良いですか?」
「なっ・・・なんでやねん?」
・・・・・・・・
Yさんはポツリポツリとその理由を説明し始める。
どうやら,病理技師の仕事をやりたいという気持ちが無いわけではないらしい。
そのために,ここ半年間頑張ってきたつもり。
けれども,その半年間にやってきた研究助手の楽しさも捨てがたくなっている。
いろいろな方法を覚えて,失敗しながら新しいことを見つけていく・・・
それが楽しくもあり魅力に思える。
病理技師か?研究助手か?
どーすんねん,Yさん?