The外科医の出勤 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

▼ 朝は速いです

早朝の静かな大学キャンパスの風景。

澄んだ空気が清々しいが,遠くに見える山並みは少し靄がかかって見えにくい。

色づく樹木を眺めながらゆっくりと散歩する患者さんの姿もちらほら。

そんな早朝6時台の大学職員駐車場。

その駐車場内を,信じられないスピードと耳をつんざかんばかりの轟音で突っ走る車が一台。

こんな早くに一体何事か?

それは・・・・・

スポーツタイプの○ルセデス。

ドライバーはThe外科医ことW先生

W先生の出勤は早くて速い。

なんでそんなに早いのか?

もっとゆっくり寝てても,誰も文句は言わんやろうに・・・

早朝カンファがあるといっても,始まる7時半にはまだ余裕がある。

なんでそんなに急ぐのか?

あんなせまい駐車場を,グワォーンという強烈な加速と50キロを越えるほどの猛スピードで疾走するW先生。

危ないったらありゃしない。

なんでそんなに「早・速」なん?

そんなことは(怖い先輩なので)気軽に訊けないけど。

とにかくやぁったら早くて速い。




▼ 速い理由はおそらく・・・

外科の医局では,常にあったかいご飯が食べられるのは有名な話だ。

・・・どこの病院でもそうかと問われても困るので,この医局限定ということにしておく。

外科の医局にはなんと炊飯ジャーが常備してある。

そして「コシヒカリ」一袋も。

外科の秘書さんは一日の終わりに,だいたい3合くらいのお米をとぐ。

そして帰りがけに,次の日の朝6時頃に炊きあがるようにジャーのタイマーをセットする。

ここまでが秘書さんの仕事と決まっている。

それはweekdayの一日も欠かすことは許されない。

・・・どこの秘書さんもそうかと問われても困るので,この医局限定ということにしておく。

聞くところによると,W先生は手術後や夕時の空腹時に,秘書さんお手製のおにぎりを食べるのが好きだとか・・・

ポリクリの学生がそんなことをしゃべっていたのを思い出す。

・・・どこの外科医もそんなことを秘書さんにやらせるんかと問われても困るので,この医局限定ということにしておく。

その学生さん,ポリクリ後に「君も一つどう?」ってW先生におにぎりを勧められたらしい。

さすがに「えっ,いいんすか?」とは言えず,「いえ,結構っす」と遠慮したそうだ。




怖くて訊けない質問である「なんでこんな早い出勤なんですか?W先生」。

感がいい人なら,その答えがピーンときたかもしれん。

鈍な自分でも,最近なんとなくその答えが推測できるようになった。

その答えは・・・・・

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(溜めすぎ?)

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「炊きたてのご飯が待ってるから」

腹ペコなんで,あんなに急いでんねんな・・・・・・多分,間違いないやろ!

しかしその実は,誰も訊けんわ・・・・・