病理学の天文学的考察におけるハレー彗星の存在 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

病院の会議にて。

自分の席が検査部と救急の教授に挟まれて,居づらいのなんのって。

なんでよりによってこんな席順なんやって。



まぁ病理なんて立場低いから,だいたいいつもは末席に近い所が指定席なんだけど。

お隣の検査部の教授は,業務内容から院内での立場に至るまで持ちつ持たれつというか似ているので,何かと気が楽。

だが救急の教授は業務内容も縁遠いし,関係も薄いし,ちょっと遠い間柄である。

何を話していいかわからんし,「じっと黙っていよう」的な・・・・・そんな居たたまれん感じ。



もちろん病院業務が関係的に近いかどうか以外にも,当人の「しゃべり好き度」や「個人的あるいは政治的によからぬ感情抱き度」など話しやすさのポイントはあるだろうが。

しかしここでは,そんな話しやすさなどの因子を一切無視して,単純に病院内での病理と臨床各科の距離感を測ってみよう。



病理を太陽系における太陽に例えて,病理と臨床各科の距離感を,太陽と惑星の距離感で表してみると・・・・・・・・

まず一番「近い」水星は消化器内科外科・検査部。

特に消化器系は検体の数も多いし,ガンの病理診断をつける数はダントツだし,最も近い存在と思う。

自分も,消化器外科・内科の先生の名前ならほとんど知っている。

次に近い金星は,呼吸器内科外科・乳腺外科・婦人科・放射線科。

検体数は消化器ほどではないが,病理診断の出番が多いところ。

放科はもうちょっと近いかもしれん。

次の地球は,皮膚科・神経内科・腎内科・血液内科・口腔外科。

これらも病理検体はそこそこ多いのだけれど,専門性が高い。

つまり,検体数のわりに対象疾患が多いし,分類が細かすぎてよくわからん。

たまに独立運動が起きたりするのも共通の特徴。

「病院病理に診断してもらうよりも,自分たちで診断しちゃおうか(あるいは有名な○○先生に病理診断をお願いしようか)・・・・」となる。

こじれると,病院病理とこれら各科は「中国共産党vsチベット」的な不穏な関係に陥ってしまう。

次の火星は,耳鼻科・泌尿器科・脳外科。

これらは,近くもないしそう遠くもない。

病理検体数もそこそこだが,病理がなくてもよい場面もそこそこある。

木星は,整形外科・小児科・内分泌内科。

いずれもそこそこメジャーな科だが,病理検体の数は多くはない。

たまに腫瘍があれば,病理へ出しとこか・・・くらいな関係で,ちょっと遠い。

土星は循環器内科・心臓外科。

これらはメジャー科ででっかいし,病院内での地位も高いけど,病理とは縁遠い。

たまに弁や動脈が出てくるが,重要性はあまり高くない。

天王星は眼科。

遠すぎて,よくわからなくなってくる。

お中元とお歳暮的な,年に数回のお付き合い。

海王星は麻酔科。

ほとんど関係なし。

冥王星は精神科。いちおうこの場では太陽系の仲間に入れることにする(深い意味はない)。

まったく関係なし。

天王星以遠は,どんなヒトがいるのかもよく知らないし,あることすら忘れてしまいそう(けなしてるのではなく,多分お互いそう思っている)。



ところで,この中に救急が入っていない。

実は救急って病理からすると普段は遠い存在だけど,ごくたまに近くなる。

たとえば,救急患者さんが原因も分からず突然亡くなったりする場合。

死因究明のため病理解剖をお願いします・・・って,急にくる。

いつもは関係ないんだけど,忘れた頃に近づいてきてワッと驚かす。

これって,



ハレー彗星か?