薄切が楽しくなる方法 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

「薄切がつらい・・・」という諸兄のためになる?しのゼミ的「薄切が楽しくなる方法」を考えてみた。



その1) 「香りのパラフィン」による毎日爽やかブレンディー!

たとえば「ミント風」「シナモン風」「ラベンダー風」「抹茶風」などの香り付きのパラフィンを作ってもらう。

っで,それぞれの香りのパラフィンを使ったブロックが,香り別に並べてある。

「今日はミントって感じかな~」とか「抹茶とラベンダーのブレンドにしよっか」とか,薄切するブロックを自由に選択ができるようにする。

薄切するブロックごとに違う香りが楽しめて,今度のブロックはどんなかなぁ~ってな感じで次々と薄切がはかどる。

また薄切後の削りカスをまぜこぜにして,「香りブレンディー」を最後に楽しむことができる。

「今日のブレンドはまずまずだけど,ちょっとミントが足りんか・・・よ~し明日はミント多めでがんばろう・・・」っと明日への労働意欲も漲る。

ついでにサ〇ラ精機あたりに,ソフトクリーム製造機みたいな多種類の違った香りのパラフィンが出てくる包埋センターを作ってもらえば,包埋作業も楽しくなるはず。

・・・・・香りだけで明日の天気もわかるようになるイメージで・・・・・




その2) ミクロトーム・スロットル・フィーバー!

カウンターをつけて,ミクロトームのナイフを何回滑走させたかがわかるようにする。

っで,そのカウンターをオンラインでスロットルマシーンにつないでおく。

ミクロトームを滑走させた回数のキリのいいところ(たとえば100回とか200回とか)になったら,スロットルが回りだす。

ゾロ目が出たらなんかもらえるようにする,たとえば777で今度のボーナスプラス5万円とか。

・・・朝8:30の病理部。

いきなりジャーンジャーンジャンジャカジャンジャンと「軍艦マーチ」が鳴り始まる。

「本日もご出勤ありがとーございます・・・」

技師長によるやかましい場内放送が始まって,スロットルがピコピコ回り始める。

「今日も晴れたよお空がきれい,フィーバーフィーバーで・・・・・お~っと3番台のGさん,いきなりリーチです」

・・・・・やかましいけど,血沸き肉踊る殺伐としたイメージで・・・・・





その3) 病理技師王選手権であなたもチャンピオンになろう!

TV東京の番組「TVチャンピオン」で,「病理技師王選手権」の企画をしてもらう。

基本は「薄切がいかに早く正確か」を競う。

高校野球方式で,各都道府県の大会を勝ち抜いた薄切猛者達・・・・・

かれらが向う戦地は,憧れの「甲子園病院病理部」(ほんなとこあるんかいっ?)。

選手権のメニューは,「筋腫早切り」とか「石灰化組織早切り」とか「脂肪組織凍結切片早切り」とか,いろんなものを用意する。

最後は「50ブロック早切り競争」でしめくくる。

戦い敗れたら,涙を流しながら「薄切の削りカス」を持って帰るような演出も考える。

毎年,この選手権に向けて全国各地の病院病理で血みどろの練習が繰り広げられる。

中には,薄切養成ギブスを整形の先生に作ってもらったり,この選手権だけに専念したいあまりに病院をやめるヒトが出てきたりして,ほとんど人気番組「サスケ」レベルになっちゃったりして・・・・・

「技師長・・・・・実は常勤を辞めさせてもらえないかと思って」

「え~っ,またどうして?・・・・・・なんか人間関係のトラブルでも?」

「イヤ,そういう悩みは特に・・・」

「給料に不満でも・・・・?」

「イヤ,できたら6時間勤務の非常勤にしてもらえないかなぁって思ってまして・・・・・」

「そりゃまたどうして?」

「実は・・・・・薄切選手権のトレーニングに専念したいと思いまして・・・・・」

「あ~,あれね,この前は県大会ベスト4で惜しかったね」

「今までは腕立てなどの筋トレに精を出してたんですが,それだけじゃ足りんかなって」

「そうだね・・・・・県大会で優勝した隣病院の〇〇さんなんて,魁皇顔負けの二の腕してるし,ちょっとやそっとではかなわんかもしれんね」

「実は先日,自宅にマイ・ミクロトームも購入しまして・・・」

「ホー,気合入ってるね」

「ハイ,近所の焼肉屋で軟骨ととんちゃんをもらってきて,凍結切片のトレーニングに励んでるんです」

「フムフム」

「どうしても来年は甲子園に行きたくって・・・・・でもそれにはトレーニングの時間が足りないんッス」

「ヨシヨシわかった。まぁ病院の宣伝にもなるし,応援してるよ」

・・・・・ホドホドにしないと放送中止になるくらいのイメージで・・・・・